熨斗(のし)袋ってどんな袋のこと?
みなさんは熨斗(のし)袋ってご存じですか?
熨斗(のし)袋と聞くと、こんなイメージではないでしょうか。
正解は「熨斗(のし)」のついた袋のことです。
※熨斗紙のイメージは熨斗紙素材館さまより
なお、厳密にいうと、こちらのこと。
熨斗(のし)とはのしあわびのことでアワビを熨(の)して乾燥させたもの。熨斗を販売されている兵吉屋さんによるとあわびを薄く剥いて乾かし竹筒など円筒形のもので伸ばしたものだそうです。
鮑(あわび)は100年~150年位生きる貝のため
長寿のおめでたい貝であり不死の象徴として
お供え物の1つとして使われてきたそうです。
さて、そんな熨斗(のし)。
現物がどのようななものか気になって買ってみました。
中は真空パックされていました。
厚さは1~2ミリ程で、たとえるなら
「あたりめ」をさらに薄くした感じでしょうか。
「鮭とば」「エイヒレ」「みる貝」にも見えると聞きました。
美味しそうに見えることは間違いありません。笑
話を戻しますが、現代の熨斗(のし)は
プラスチック製のものか印刷されたものがほとんど。
お中元・お歳暮コーナーでは
熨斗(のし)をつけますか? と聞かれることがありますが
熨斗(のし)紙をつけますか? ということだったのですね。
また祝儀袋・不祝儀袋の両方をあわせた意味で
「のし袋」と表現をされるケースもあります。
僕も実は最初、熨斗袋は祝儀・不祝儀両方を含めた
呼び方なのかと思っていました。
両方を含めた表現ですと金封(きんぷう)という表現があります。
細かい部分をあげるときりがありませんが
日本のよき文化だと思いますので
熨斗袋がこれからも永く続いてほしいと思います。
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