【滲み対策①】熨斗(のし)袋の購入時に素材をチェックする
今回は滲み対策のために私が祝儀・不祝儀袋を買うときに確認していることをご紹介します。
※以下、祝儀・不祝儀袋を金封と表記します
金封に名前を書く際に滲んで焦ってしまい、失敗したというお悩みやご相談をよく頂きます。
滲み対策はいくつかあるのですが、大きくは3つです。どれも書く前にする準備になります。
①滲みにくい金封を使用する(今回)
②筆ペンのインクの出を調整または滲みにくい墨を使用する(次回)
③紙に滲み防止対策をする(次々回)
今回は①の金封の選び方について。
金封は直書きするタイプと短冊の2種類があるのですが、購入時は素材を確認してみてください。
直書きタイプの金封はコットン(Cotton)やシルク素材と書かれていると滲みやいです。紙の表面の加工状態や書く際の墨の濃度などにより多少差はあるものの、滲みやすい傾向がみられました。
このような感じでパッケージに素材名(この場合はCotton(コットン))が記載。
コットンやシルク入りの素材は滲みやすさはあるものの高級感のある質感が魅力です。例えるなら、仕立てのいい生地という感じでしょうか。滅多に渡すことのないもののため素材もこだわりたいですよね。
ですので、私は筆で墨の濃さを調整しながら書く時にこのタイプを使用し、筆ペンで滲みが心配な時はあまり選ばないようにしています。
短冊は上記素材に比べると滲みにくいです。どのメーカーさんも大きな差は感じません。また、同じメーカーさんの短冊であっても金封のシリーズ毎に素材が変わるのか、滲み易さが変わるため傾向が掴めていません。
いずれにしても購入の際はデザインだけでなく素材にも注目してみてください。
また、使用頻度の高い金封は購入するメーカーさんなどを決めてしまうのがよいと思います。
以前、筆ペンを選ぶときの基準でもご紹介しましたが、いつもと同じ調子で書けるようにするためには普段と同じ環境をできるだけ再現する必要があり、使用する金封のメーカーやシリーズを決めてしまうというのも1つの方法だと思います。
私はよく使用する結婚祝やご霊前袋は同じメーカーさんのものを購入することが多いです。
それ以上にサンプルで購入している枚数の方が多い気もしますが。笑
企業などの場合は、発生頻度が高いと思いますので好みのものを決めて、同じものをストックしておくとよいと思います。
ぜひ祝儀・不祝儀袋を選ぶ際の参考にしてみてください!
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