【滲み対策③】紙の滲み防止策には身近な●●を使用する
新型コロナの影響で外出を控えている方も多いかと思います。自宅で筆ペンで字の練習などはいかがでしょうか?
今回は滲み対策のために私が祝儀・不祝儀袋を買うときに確認していることをご紹介します。
※以下、祝儀・不祝儀袋を金封と表記します
金封に名前を書く際に滲んで焦ってしまい、失敗したというお悩みやご相談をよく頂きます。
滲み対策はいくつかあるのですが、大きくは3つです。どれも書く前にする準備になります。今回は最終回です。
①滲みにくい金封を使用する(前々回)
②筆ペンのインクの出を調整または滲みにくい墨を使用する(前回)
③紙に滲み防止対策をする(今回)
紙面に「蝋(ろう)」を塗る、です。
仏壇にもあるあの蝋燭(ろうそく)の「ろう」です。
画像:amazonサイトより
私の師匠から教えていただいたのがきっかけです。ろうで書く予定の紙の表面をこすると表面がコーティングされ滲みにくくなるそうで、その上に筆で書くとよいのだそうです。
試してみたところ、確かに滲みが抑えられました。ですがやりすぎると墨がはじかれてしまうばかりか、紙に何かをこすった跡がうっすらできてしまうのでほどほどがよさそうです。加減が難しいので、普段あまり書く機会のない方にはお勧めできない方法かもしれません。
結論を言うと、この方法は現在は行っていないです。
毎回こする手間もかかりますし、面倒くさくて。笑
また、自宅に仏壇があるわけでもなく、ろうそくは引っ越しのタイミングで処分をしてしまいました。
それから、情報のみにはなりますが、インターネットで探したところ滲み防止のスプレーなども販売されています。こちらを使用する滲み防止によいかもしれません。
私が教えていただいたのは呉竹さんの書画作品表装スプレーです。
画像:呉竹さんホームページより
表装用として販売されていますが、書く前にスプレーをすると滲みが防げるそうです。興味のある方はぜひ試してみてください。
3回にわたり、滲み対策をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
皆さんが熨斗袋に名前を書く時の助けに少しでもなりましたら幸いです。
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