見出し画像

近畿をぶらつく① 大阪へ

近畿地方をぶらついてきました。その旅行記です。今回はその序章、というべきでしょうか。全6回です。

大阪は名駅よりもややこしい



①名駅から大阪へ

名古屋での仕事帰りに大阪に行き、彼女が一時的に住んでいる大阪のゲストハウスに行こうという計画でした。絶対に残業はしないよう、死に物狂いで働きました。

何度移動しても驚きなのですが、名古屋から新大阪までは新幹線で一時間もかかりません。大阪に行くだけで大旅行の気分だった少年時代の僕は到底信じられないでしょう。

そんなわけで、だいたい九時前に大阪上新庄のゲストハウスに到着する計算で、仕事が終わった瞬間に電車に飛び乗りました。

昨今巷で人気な、JR東海とポケモンカフェのコラボVRをゲットしました。東海道新幹線の各駅にQRコードが隠されており、それを見つけるとこんな風に、駅ごとに異なるポケモンと写真が撮れるというわけです。新大阪駅はビクティニでした。りんごみたいなポケモンです。

② I hate 阪急線

名古屋から無事に新幹線に乗って大阪に到達し、万事順調な旅でしたが、油断していた名古屋人を、阪急線という恐ろしい路線が襲いました。

僕は上新庄という駅を目的地としていて、大阪梅田駅から阪急線に乗ったのです。しかし、写真の路線図からわかるように、何故かわかりませんが、阪急線が淡路駅から三つにわかれていますね、なんの脈絡もなく。ふざけるな。こんなこと聞いていません。僕は最早目的地に着いたかのような満足感と共に阪急線に乗り、早く彼女に会いたいななんてワクワクしていました。「次は下新庄」というアナウンスを聞いた時も、既に過ちを犯しているとは気づかずに、下の次は上がくるはずだと信じて疑わず、ようやく「次は吹田」というアナウンスを聞いて、冷や汗が押し寄せて焦り始めたのです。

焦りましたし、苛立ちました。頭をフルスピードで回転させ、どうやら僕は別の方向の電車に乗ってしまったのだと気が付きました。
僕は重いスーツケースを乱暴に電車の外に出し、仕方なく再び淡路駅方面への電車に乗り込みました。そうするしかありません。ただ、焦り、苛立っていると、冷静な思考というものは失われてしまいます。
正しい路線に乗ったと思っていたのに、気が付いた時には、僕は天下茶屋方面の電車に乗り込んでいたのです。

周りに人がいなければ、頭を掻きむしって天に向かって吠えていたところです。激しい怒りと絶望が僕を襲いました。あまりに初見殺しです。阪急電車、大嫌いです。

僕と同じように阪急電車で迷った人はいるはずです。いたら慰め合い、阪急を罵り合いましょう。よっぽど名駅の方がわかりやすいです。

③到着

そんなこんながあり、四十分程時間をロスしましたが、無事に上新庄駅に着き、彼女と合流することができました。ほっと一安心です。ここから近畿ぶらつき旅が始まります。

毎度のことながら、計画性もなければアドリブ力もなく、愚かな選択を連続してとってしまう僕ですが、楽しい近畿旅行ができたので、よろしければお付き合いしていただければと思います。

続く

いいなと思ったら応援しよう!