旅行記、京都のオススメ②
名古屋に住む僕と彼女が、日帰りで京都に行った時の話です。①はこちらから↓
1 歩粉 hoco
スターダストというカフェの次は、またしてもカフェに行きました。歩いて10分です。スターダストで頂いたリンゴジュースによってお腹は水で十二分に満たされていましたが、スコーンが美味しいとの評判を得て行ってみることにしました。歩粉(hoco)という名前です。
外見は赤というか、ボルドーみのある二階建ての建物です。僕たちは道に迷って、ただの民家に店の入り口を探して5分程時間を費やしましたが、普通の人はそこまで苦労しないロケーションに思われます。
店内の雰囲気は、明るく、誰でも入れるような敷居の低さがあります。僕が感じたのは、小学生の時にPTAの母親たちが開いてくれる催し物の雰囲気です。要するに、実際はそうではないにしろ、店員さんの佇まいに友達の母親であるかのような安心感を抱き、ご近所さんで構成されている身近な集いという感覚があったということです。スターダストとは一転した空気です。
スコーンには三つのセットがあり、写真は最もリーズナブルなセットです。スコーン二つにコーヒーか紅茶の飲み物がついてきます。どのセットにするか悩み苦しむ人がいるかもしれませんが、店員さんが丁寧に説明をしてくれるので、大きな助けになることかと思います。
いいカフェでした。
2 さらに北へ
移動を続けます。京都のバスは本当に便利で、僕たちが乗りたいと思った時間に近くに出現します。それくらいにあらゆる場所にたくさんのバスが走っています。安いですし。
地下鉄に頼るのもいいですが、名古屋もこのバス路線網を見習うべきだと少し思いました。......いや、そんなことをしたら愛知県の交通事故全国No.1の名がより一層轟いてしまいますね.....。
山に到着しました。緑が鬱蒼と繁り、日光によってキラキラと輝いています。ここは市原駅近辺の写真で、市原駅から叡山鉄道に乗り、貴船神社に行くことが次なる目的でした。
単線です。ICカードこそ使えるものの、無人駅ですし、雰囲気は廃線寸前の田舎駅です。ですが心配なかれ、貴船神社に行きたい外国人観光客が無限にいるので、廃線の心配はなさそうです。僕たちが電車に乗った時も、8割が外国人でした。外国人観光客たちは、電車が木々を突き抜ける度にカメラを向けていたのに、日本人はひたすらに爆睡をかましている光景が笑えました。
車内からの景色を撮れなかったのは残念です。というのも、先ほど少し述べたように、社内からの木々の様子というものがこの電車の魅力の一つで、秋には紅葉で溢れたカーテンを潜り抜けることから、もみじトンネルとも言われます。9月下旬はまだ紅葉にはなっていませんが、緑の葉が非常に美しいのは変わりなく、写真を撮りたかったのですが、なんと電車の中央に仁王立ちし、自分だけが絶景を独り占めする人間が出現したのです。緑のカーテンが終わるまでずっと中央に立ったまま、スマホで動画を撮り続けていました。
それはそれは、さぞかしいい動画が撮れたでしょうね。インスタとかでちやほやされるのではないでしょうか。
インスタで見つけるいい観光地の写真や動画は、全て他の観光客に嫌な思いをさせることを代償に撮ったものだと僕は知っています。腹立たしいですね。
何はともあれ、貴船神社の最寄り、貴船口駅に到着です。ここから約2キロ先に貴船神社があります。深い緑が迎えてくれて、神社に着く前から違う世界に来たような感覚になります。
ちなみにこれが2年前に行った紅葉の季節の同じ場所。
次回、貴船神社に到着です。
続く