旅行記、京都のオススメ③
名古屋に住む僕と彼女が、日帰りで京都に行った時の話です。①はこちらから↓
1 貴船口駅から貴船神社
貴船口駅から貴船神社までは約2キロで、歩けない程ではありませんが、坂道かつ歩道がないので、バスに乗ることにしました。
貴船神社のすぐ近くまで200円で運んでくれます。
それだけ聞くと嬉しいですが、信じられないくらい揺れるという問題点を抱えています。座っていたならまだしも、立っている状態では、吊り革を少しでも離した瞬間、あまりの揺れで吹き飛び、フロントガラスに脳天をぶつけます。これは冗談ではありません。僕は必死に吊り革を握っていましたが、何度腰があらぬ方に捻れたかわかりません。お年寄りの方が乗る時はどうするんだろうかと本気で心配しました。殺人バスです。
座れるなら絶対に座るべきです。
2 貴船神社
バス停から数分歩くと、緑の中で非常に映える赤い鳥居が出現します。貴船神社に到着です。
鳥居を潜ると上りの階段が幾許か。緑に伸びる赤い道。とても神聖な雰囲気を感じます。夕方になると、左右に灯りが灯り、橙色の道を作り出します。
平日の夕方に行ったのですが、わりかし混んでいました。やはり海外からのお客様に人気なようで、バス内も境内も日本人の方が珍しいくらいでした。
別に外国人に限った話ではなく、観光客全般に言えることですが、写真を見てわかるように狭く急な階段であるのに、その半分を占拠して熱心な写真撮影に勤しむ人が続出するのは、本当に邪魔ですね。確かに美しい場所です。写真を撮りたくなる気持ちもわかります。ですが、いちいちミリ単位で腕の角度を調節し、まるで映り込む僕たちが悪いと言わんばかりの眼差しを向けてくるのはどうにもやるせません。結果、僕たちは狭く不快な思いをしながら階段を登り、あいつらは各種SNSで称賛を浴びて自己優越に浸るわけです。不公平ですね。誰かに迷惑をかけて写真撮影をする人は、後から誰かに水をぶっかけられるくらいのペナルティがあって然るべきでしょうよ。
......きっと僕も、自分が写真を撮る時は誰かに迷惑をかけているのでしょうけども。
脳内で悪態ばかりついているからでしょうか。貴船神社で有名な水占みくじでは末吉を引いてしまいました。
貴船神社は、水神を祀る神社です。よって、本宮社殿前には水に浸すことで文字が浮かびあがる占いがあるのです。
見栄えがとても良いので、かなり賑わっていました。
3 貴船神社から
他にも色々見所があるのはわかりながらも、いかんせん日帰りなので、僕たちは貴船を後にすることにしました。
貴船神社から貴船口駅までは、例の遊園地の乗り物かというくらいに人を揺さぶるバスに乗ったのですが、帰りは貴船口駅からもバスを使うことにしました。
すっかり山の中だったので、おんぼろ鉄道が唯一の移動手段かと思っていましたが、バスを使って山を下り、京都駅へと繋がる国際会館前へ行くことも可能でした。
こんな山の中にでも1時間程で行けてしまうと考えると、もう世界中どこへでも行こうと思えば行けそうな感覚になってきますね。.....さすがに言い過ぎでしょうか。
僕たちは京都駅に戻りました。
まだ名古屋には帰りません!
続く