中国にきたぞ⑩ 風邪引いた
皆さま、この旅の道中、僕がやけに寒い寒いと連呼していたのを覚えていますでしょうか。
ついにその伏線が回収される時がきました。
風邪を、引いたのです。
合肥の方に戻ってきて、帰りのフライトまで2日あったのでのんびり過ごそうと思っていたんですよ。そうしたらみるみるうちに喉が痛くなり、体がだるくなり、節々が痛くなり..... 夜は恐らく熱も出て、汗が滝のように出たと思ったら、凍てつく寒さに襲われて、寝ようにも体が痛くて瞼が落ちません。頭痛もありましたし、もうどうなることかと思いました。熱っぽさが一晩でなくなったのは不幸中の幸いでしょうか。
風邪を引いたことについてブログを書こうと思ったのはいいものの、ぶっちゃけ記憶が混濁していて、断片的に辛い記憶と夢の記憶が込み上がってくるばかりで、ブログというより夢日記に近い状態になってしまうでしょう。あまり書くことがありません。唯一鮮明に覚えているのは、ぶっ倒れて使い物にならない僕を、彼女が優しく看病してくれたことです。旅行で風邪を引くという絶望的な状況の中で、唯一の幸せと言えるでしょう。
さて、僕はなんとか動けるくらいまで体調を戻し、なるべく人様に風邪を移さないよう最大限の配慮をして日本に戻ることができましたが、そうじゃなかったらどうなってしまっていたのでしょう。中国の病院に行って入院なんてなったら、ビザの有効期限も心配だし、治療費も心配だし、ちゃんと治るかも心配だしと、大量の恐怖が控えています。
今回の件を経て、改めて普通のことに気づくのです。「海外の滞在先で風邪をひかない方がいい」 もちろん、滞在先が思ったより寒かった、などのどうしようもない理由で風邪を引くことはありますので、海外保険に入るのは非常に大事だと思いますが、下調べをして、気候や流行りの病気について知っておくのも大事でしょう。
まぁ、風邪を引いたら仕方ありません。必死に治しましょう。そういえば、体調が悪くなった時に生姜スープを飲ませてもらいました。体が暖かくなり、治りが早くなったと信じています。これからも風邪を引いたら生姜でも口に放り込もうかな、と思います。
さて、そんな感じで終わり方が悲惨でしたが、駆け抜けた9日間の中国旅行でした。当然不安も困難もありましたが、彼女のお力のおかげで無事に日本まで戻ってくることができました。行きて帰りし物語の完結です。もちろんまた中国に行ってみたいと思います。でかいですからね。未知の魅力がまだまだあるでしょう。中国にきたぞ!ご愛読ありがとうございます!
終わり