平社員が1年でチーフになって、1年間働いてみて思ったこと。
会社での働きや活動が評価されチーフに
現職では、WEB業界に入ってから3年目で中途採用で入社し、プロジェクトも一人でこなしながら、ディレクターなどにも確認しながら案件を滞りなく納品することをモットーに、チームに対しては勉強会や日々の情報収集で得た知見を共有するなどして幅広く活動していました。
そういった活動は前職でもやっており、自分の中では変わったことをしていないつもりでしたがそこを評価してもらえました。
案件以外ではアイスブレイクをした後に話すなど、少し仕事以外のことも話すことで気兼ねなく話せるような雰囲気づくりもしておりました。
上記もあってチーフに昇進し現在も勤務しています。
チーフになってみて難しいなと思ったこと
チーフになったことでチームを牽引する立場となり、最初は上司がいた状態でしたがその上司も部署移動し、自分一人でチーム運営を進める形となりました。
進めていく中で難しいなと思ったり、経験できてよかったなと思ったことを書いていきます
チームメンバー全員がモチベーション高く働いているわけではない。
会社が抱える問題とチームが抱える問題の解消。
一人一人、ビジョンやキャリアが違うことへの配慮
いつになっても報連相が大事
チームメンバー全員がモチベーション高く働いているわけではない。
チーフになって1on1MTGを行っていく中で、目標などを共有し進めていき順調に目標を達成したり、仕事をこなしている社員さんもいる。
目標もあと少しで達成しそうだけど達成せずに仕事のできる範囲があまり変わっていなかった社員さんもいる。
そんな中、チームのスキルを統一するといったことに関してとても難しさを感じました。
こちら側としては、本人のやりたいことや経験したいことを尊重して目標設定したり、案件のアサインを考えたりしていましたが後者だと、そもそも「今やっていることで満足していて、やりたい・経験したいことはない」といった形でルーティンワークがメインとなっている印象でした。
それは全くと言って悪いことではなく、生きるためには働いて稼がなきゃならないのでごく自然なことです。
私個人としては、貢献売り上げや案件に携わること、新しいことをどんどん試していくことがモチベーションだったので、逆にモチベーションや現状に満足している人に対して働きかけるのが難しいと感じました。
ただやりたいことがないのであればやりたいことを見つけてもらうべく様々な案件にチャレンジしてもらっていますがやはりキャリア設計などは全員が全員考えているものではなくモチベーションも様々な中、会社としてスキルセットをそろえておかねばならないジレンマみたいなことを経験し、どこの会社さんでもあり得る話だなと思いました。
会社が抱える問題とチームが抱える問題の解消。
チームの問題点はチームにいた時からレガシーなコードが多かったり担当者がまちまちでその場凌ぎのコードが多く、またエンジニアのスキルセットもバラバラであったため引継ぎもできるできないが発生していました。
また会社の抱える問題としては前述のとおり、モチベーションや新しい技術に対して前向きな人もいればルーティンワークをできていればいい方もいるのでスキルの差分が生まれていったり、対応できる案件の幅が一人一人違っている中で新しい技術について会社としては全員ができるないしは、ある一定のスキルは全員が持っている状態にするというのが会社の問題でした。
チーフになって対応したことはロールモデルを設定して、各クォーターごとでどこまで出来るようになるかを目標として設定して進めることをし、チームとしてはできる幅を増やすことよりも全員がある一定の業務をできるということを目指しました。
またOJTで若手コーダーの育成・教育もしていきベースの底上げも行いました。結果としてチーム全体で対応できる幅が広がり、結果は上々でしたがやはりモチベーションや新しい技術に対して前向きになってもらったり勉強してもらうことに関しては本人の熱量もあってか難しい課題です。。。
一人一人、ビジョンやキャリアが違うことへの配慮
これはタイトル通りですが、全員求めているビジョンやキャリアが違いますし、そもそもキャリアやビジョンを具体的に持っているわけではない方もいます。
会社ができることを増やすために新しい案件が来たら、キャリア・ビジョンに合わせてアサインをしているので、キャリア・ビジョンに対して考えがある人には新しい案件がアサインされ、また考えられていない人はアサインされない状態となっていました。
仕方のないことと思いながら、各々がキャリアを達成できるように目標設定などを行っておりました、やはり会社の状況なども相まって難しい部分はあると認識しました。
新卒時代は、経験なども大事かなと思いつつキャリアについて考えていましたが、「自分の当たり前は他人の当たり前」 といったもんですね
いつになっても報連相が大事
これをタイトルにした理由は、チームに相談や上司に報告することをする人が少なく、どんな仕事でも初心が大事だなと思ったからです。
年下の上司となり、一部の人はプライドなどで報告しなかったり相談がなかったりして困っておりました。
解決策として退勤時に案件の進捗などを報告してもらい、チームでは相談チャットを準備するなどして話しやすい状況を作りました。
どんな仕事にも言えることですが、困ったり悩んだりしたらまず、上司やチームに報連相するのが大事だと思います。ただ聞き方は「わからないです!」じゃなく5W1Hを軽く意識して「自分が○○の案件で、○○さんから~~~を直してほしいといわれて、こちらを試してみたんですが直らなくて」みたいな試したことと何がわからないのかをつたられるといいのかなと思います。
常日頃から上司とはしゃべっておくなどして聞きやすい状況にしておくのもいいかもしれないです。逆に自分はチームのメンバーと仕事以外の話をしてから話すようにしています!
まとめ
雑多に書いてみましたが、中間管理職はメンバーに近いところでもあり経営層の進めようとしていることを進める立場でもあるので難しいと思っています。
ですが、若いころから経験できたことは財産として、これからのキャリア設計に役立てたいと思っています