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セールスからPMへの挑戦でぶつかった3つの壁

お久しぶりの投稿です。
だいぶ期間が空いてしまいましたが、近況報告とアウトプットも兼ねて久々にnote書きます!

今回のテーマは「セールスからPMへの挑戦でぶつかった3つの壁」について書きたいと思います。

最近は、セールス、CS、エンジニア、デザイナーなど様々なバックグラウンドから、PMにチャレンジする人が多いと思いますが、現在セールスからPMに挑戦している人に読んでもらえたら嬉しいです!

セールスからPMへの挑戦

2024年からトリドリの主力プロダクトである「toridori marketing」のプロダクトマネージャー(PM)の一員としてジョブチェンジをしました。
きっかけは長年の上司である現COOの井上とご飯を食べながら今後のキャリアについて相談していた時に、この先セールスを続けていくべきか、新しい事にチャレンジするべきか。
そういう話の中で、「林くんプロダクトマネージャー(PM)向いてるんじゃない?」と言われて初めてPMに興味を持つようになりました。
ただ、この頃はそもそもPMってなに?
美味しいの?ぐらいの知識だったので、PM関連の本やnoteを読み漁ってるうちに段々興味が湧いてきて、すぐにジョブチェンジしてPMに挑戦することに決めました。

PMへの挑戦ではじめにぶつかる3つの壁

PMとして挑戦してから約10ヶ月経ちましたが
今現在で以下3つが初めにぶつかる壁だと考えます。

・自らのタスクを管理する壁
・ドキュメント管理の壁
・自ら決断する壁

自らのタスクを管理する壁

PMで意外と躓くのが自らのタスクを管理すること。
これまではセールスだったので、開発コストやスケジュールなども適切に読むことが出来ないというのもあるのかも知れませんが、根本的にこれまでと違うのは、短期で完結するタスクよりも、長期で検討していくタスクが増えることだと思います。

これまでは1ヶ月以上の短期で完結するタスクが多かったのが、3ヶ月や半年といった長期で検討していくタスクが増えていくことで、あれもやらないといけない、これもやらないといけない。
あれ、これって今やるべきなのかな。結局何からやればいいんだっけ、、
つまるところ、長期タスクとの向き合い方が分からないという事です。

ドキュメント管理の壁

PM業務で特徴的なのがドキュメント管理です。
これまでセールスで顧客と直接会話出来る立場にあったので、こんな機能があればもっと売上が上がるのに。絶対やるべきじゃん!といった具合に単なる思い付きで提案してきましたが、PMになるとそうもいきません。

よくある例として
めちゃくちゃ売上を上げれる機能を考えたんだけど、リリース出来るかな?
というノリと勢いだけで進めても、その機能の影響範囲やどれだけのインパクトがあるのか、コストはどれぐらい掛かるのかなどが全く分からんので、「無理だね」で終了。

こういった事態を防ぐためには、ドキュメントを残すというのは非常に重要なことです。

自ら決断する壁

最後は最も難しい、自ら「決断」する壁です。

当たり前ですが、PMとして1番やるべき事はプロダクトの方向性を指し示す必要がある為、「意思決定」からは逃げられません。

特にPMの皆さんが躓くポイントとしては、不確実な未来のことを「決断」することに対して

・本当にこの「決断」は正しいのか
・上の意見を尊重するべきではないか
・間違ったらどうしよう

と悩みまくると思います。
僕も変わらず悩み苦しんでいます。

これまでのタスクと比較しても長期的に検討していくタスクはすぐにアウトプットが出せずにもどかしくなって一度決めたものをコロコロ変えたりしてしまう気持ちも凄く分かります。

それぞれの壁の乗り越え方

自分自身がこれまで学んできた事や先輩からのアドバイスを言語化したものです。
必ずしもこれが正解というわけでは無いと思っていますが、今のところしっくりきているので説明していきます。

自らのタスクを管理する方法

やらないといけない事が増えてきたら「重要度」を整理していくといいです。

まずは自分で「重要度」を定めます。
そして上司にも認識が合っているか確認しましょう。
我々のようなスタートアップだとしょっちゅう優先度、重要度が変わります。
今朝までは重要度が低かったのに、午後には重要度がめちゃくちゃ上がってるということは全然あります。
なので、まずは自分で「重要度」を定めて、上司やチームメンバーとも確認し合うという事が大事です!

重要度が定まったら次は「選択と集中」です。
何をやるかではなく、何をやらないかを決めましょう。

合理的なのは、3つやるべき事を決める。
そのうち1つは1番重要で成果を出したいものに7割リソースを使いましょう。
残り2つは3割リソースで空いた時間などに取り組むこと。


ドキュメントを正しく運用する方法

まずは何故ドキュメントが大事なのかを理解することが大事です。

何故ドキュメントが大事なのか。
ドキュメントは広い範囲に長い時間軸で良い影響を与えて、未来の生産性を大きく向上させることができる唯一の手段です。

ドキュメントは自分の意思決定を振り返る際にも有効ですが、1番の目的は「新しく関わる人のラーニングコストを減らせる」ことです。

PMが扱うドキュメントとして
・Design Docs
・Architecture Decision Record (ADR)
・Product requirements document(PRD)
などがありますが、全てに共通して良いドキュメントにしていく為には以下で進めていくことが大事です。

Step1:1〜3時間で方向性を明確にした草稿を書く
Step2:ステークホルダーに確認し分かりやすく、読みやすく編集する
Step3:フィードバックを求めコメントをもらい、品質を高める

よくやりがちなのは、読み手によって理解や認識が異なる表現で書いてしまうこと。
例えば、"誰でも使いやすいUI"という表現だと抽象的でその定義が曖昧です。
どんな人がどういう理由でそれを使うのかを明確に書かないと認識がズレたまま進行して、結果、誰の為の機能なのか分からなくなります。

自ら決断する方法

PMの最も重要なスキルは恐らく誰に聞いても「決断する力」と言うと思います。
それほどにPMをやる上ではなくてはならないもの。

決断をする上で必ず守らないといけないルールが「他人に決断を委ねないこと」です。
あたりまえの事なんですが、人の意見を聞けば聞くほど、自分の意思決定は正しいのか不安になることがあります。
人の意見はもちろん聞くべきだとは思いますが、聞きすぎるのも良くない。
この辺のバランスは凄く難しいと思っています。
ただ、大事な事は人の意見は聞いても、腹落ちしないまま絶対に進めない。ということ。

その為には、誰よりもその事について考えているし、詳しいという自信を持つことが凄く大事です。

自らの意思決定はその数でしか成長できないので恐れずどんどん決断していきましょう🔥

まとめ

今回はセールスからPMへの挑戦でぶつかる3つの壁について説明しました。

PMって大変だし、中々評価されずらいポジションだとは思いますが、それ以上に裁量を持ちながら、
自らの決断で大きいインパクトが出せる貴重な経験が出来るという意味では、
最もフィジカルで最もエキサイティングな役割だと思います(ハリソン山中風w)

ちなみに1年後ぐらいにはプロダクトマーケティングマネージャー(PMM)にも挑戦したいなって思ってます!
ではまた✋

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