女性という簡単に社会を変える権力
現代、女性とは権力である。そのことはつい最近起きたテラスハウスの誹謗中傷自殺の件からも、数年前に起きた電通の過労自殺の件からも分かる。今までも誹謗中傷や過労で自殺する男は大勢いたはずだ。男の自殺率の相対的高さはググれば簡単に出る。誹謗中傷に至ってはナイナイの岡村がほんの少し前に女性社会から過剰な批判に晒されたばかりだったのに、よくもまぁこんな掌返しをしたものだと驚く。
そんなわけで、女性が権力であるということは理解出来ると思う。そこで思うことがある。とても暗い霊感だが、女が自殺してこんなにも簡単に社会が動くのであれば、女のホームレスが人の目に留まるようになれば経済政策(国民感情)もネオリベ(緊縮)から反緊縮に変わるのではないか。
「女性がホームレスになるなんてこの社会はおかしい!」「(女性のために)公務員の定員を増やせ!」「(女性が暮らしやすいように)税金を下げろ!」
こんな声が挙がるようになるのではないか。議員が演説したり一般人が緊縮の間違いを指摘するよりも、女性ホームレスの存在の方がずっと影響力が強いだろう。むしろこれ以外では一揆打ち壊しが起きるくらいじゃないと社会は変わらないような気がする。もしくは世界がネオリベをやめて数年後くらいに遅れて日本もやめるか。その場合、変わるまでにどれだけの男が自殺したりホームレスになるのだろうか。
命は平等ではない。死なないと社会は動かない。出来れば女性の死人やホームレスも出て欲しくないが、それ無しに変わるほど社会は賢くないのだろうなと、失望している。