シャドバは一度原点に帰れ

このnoteで言いたいこと
・クラス特性が死んでいる
・なので運営はシャドバを勉強してこい
これだけしか書いてないので残りは読まなくてもいいです。

シャドバ暦
初期環境後期から開始、星神の伝説で一度リタイア、アルティメットコロシアム後期から復帰し現環境までローテのみ。

　私は今のシャドバが少し嫌いである。運営もユーザーも馬鹿ばかりでまともなバランス感覚がないのは初めから嫌いだったが、今のシャドバはワンドリ環境と似たり寄ったりの酷さがある。
　
　それは「クラス特性が死んでいる」ことである。2020年4月末現在、ローテ環境では鋼鉄と大地の神を軸にしたデッキがトップを支配し、それと相性の悪いカードプールのクラスは後塵を拝している状況だ。式神や自然ウィッチ、コンエルやバーンヴァンプなど鋼鉄神に頼らずにtier1.5〜2に喰らい付いているデッキもあるが、これらも理不尽なパワカをぶん投げたり疾走やバーンなどで殺してくるデッキなので個人的には大嫌いであるが、式神とコンエルについてはそれでも「らしさ」がある。
　
　ここで環境最上位〜上位のデッキがどんなデッキなのか私の主観で並べる。ここでの並べ方は体感での使用者数と強さである。

tier1は機械ヴァンプ、ヴァイディドラゴン、機械エイラ、コンエル。
tier1.5はバーンヴァンプ、自然ウィッチ、AFネメシス。
tier2は進化ドラゴン、機械エルフ、式神。

ネクロとロイヤルが死んでいるのも大問題だが、殆どのデッキに「らしさ」がないのも大問題である。
　
　「らしさ」とは、ヴァンプなら自傷ダメージや復讐状態というリスクを対価に強力な動きが出来ること、ドラゴンならテンポロスをする代わりにPPブーストをすることによって早期に大型フォロワーで蹂躙が出来ること(ディスカもらしさには入るかもしれない)、ビショップはカウントダウンアミュレットの使い勝手の悪さの見返りにコストを踏み倒し出来る、という具合である。
　
　しかし今の環境上位デッキにこの「らしさ」を持つデッキはほぼない。ヴァンプにはハイリスクハイリターンどころかノーリスクハイリターンのカードが跋扈、ドラゴンはヴァイディ他自然カードによってテンポロスせずにPPブーストやドローするだけでなく殴ることなくバーンで戦うようになり、ビショップはエイラ系におんぶに抱っこという状況だ。誰も「らしさ」、言い換えれば強力な効果の代償を払っていない。
　
　ネメシスもAFは使っているが、共鳴を利用したカードは『運命への反逆』くらいだろう。進化ドラゴンはテンポロスとキーカードへの依存度でリスクを取ってはいるが、キーカードもフィニッシャーもニュートラルなのはいくらニュートラルと二人三脚でやってきたドラゴンとはいえ食われすぎである(一応昔はジェネドラやフォルテなどドラゴンカードがフィニッシャーを果たしていた)。環境にはほぼいないが、土ウィッチについても、ノノやパメラ、各種アルケミスト、禁忌おじに魔導の巨兵といった物量やスタッツといった盤面力で戦っていたのはどこにいったのか、疾走のマギサやバーンの禁約などヴァンプのような戦い方に変わり私から見れば迷走しているとしか思えない。

　今のシャドバはおかしい。カードのバランスはいつものことだが、クラスの特性が意味を失っている。鋼鉄神が個性の平均化を加速させている面もあるが、それがなくとも均されているように思える。運営は一度ソウルディーラーやスカルフェイン、ファフニールといった昔のカードを確認し、クラスとは何かを見つめ直すべきだ。