毎日コツコツ料理暮らし その42「盛り付けのコツ・余白について」
今、料理監修しています、大阪の太融寺の端っこにあります、テンチョスの料理撮影をおこなっています。
盛り付けについて時々相談されるのですが、前職がグラフィックデザイナーだったのもあって、余白によって大衆的な盛り付けだったり、高級フレンチレストランの盛り付けが可能です。
上記は白丸がお皿で、中の茶色が料理と思ってください。
真上から捉えていただく感じで見てもらうと、上の画像から下の画像に行くにしたがって、お皿の余白が減っていきます。
グラフィックデザイナーをしている人なら、この余白をホワイトスペースと言い、ホワイトスペースからデザインの設計図の基本を作ります。
余白が少ないと大衆的なイメージ
お皿に余白がないと、大盛りでたっぷりな料理=大衆的な感じになります。大衆食堂なイメージを出す場合には良いかもですし、ボリュームを出す場合なども効果的です。
そこそこ余白があるといろんな料理に合うイメージ
余白と料理が4:6から5:5だと、大衆食堂的なイメージはなくなり、洋食屋や、いろんな料理のバランスのとれた感じになります。
余白が料理よりも多くあると、高級フレンチ料理のようなイメージ
結婚式の披露宴で出てくるコースの料理がイメージしやすいかと思います。余白と料理の比率が6:4から7:3など料理が少しだけでお皿に余白が多くなっていくと、高級感や、特別感がでます。
上記のようにお皿の真ん中から少しずらすことで、より特別感も出て、余白にソースなどがアートな感じにのっていると、お皿の上で絵画が行われているような感じになります。某お笑い芸人の食通の人が好きそうな料理かもですね笑
四角いお皿に盛り付ける
四角いお皿って家ではあまり使わないかもしれないので、四角いお皿に盛り付けると新鮮な感じになるかもしれません。丸いお皿に料理を盛り付けるイメージが多いかと思うので、新鮮さが出せるかと思います。素材も陶器ではなく木などの素材に変更するというのでも新鮮さが出ます。
今回はお皿に盛り付ける時の余白と料理の比率について、四角のお皿、素材を変えてみるということで、盛り付けのコツを紹介しました。
まだまだ、簡単にできる盛り付けのコツがありますので、改めて紹介させていただきますね。
余白については、料理やデザイン以外でも、空間でも言えます。
散らかった部屋は余白が少ないので雑多に感じます。
音楽でも、余白を作ってグルーヴ感を出したりもします。余白フェチとしては、いろんな余白を調べるのが好きなので、みなさんもいろんな余白を楽しんでみてください笑