鉢物のラッピング 多肉のギフトは受け皿までキュートに!
包みやすさだけじゃない、外しやすさも抜群のミニポットラッピング
プチギフトに人気の多肉植物はOPPフィルムを掛けたり、袋に入れたりとカジュアルになりがちなので、凸凹がユニークなワッフルペーパーでかわいらしく包むテクニックをご紹介します。
特に軽めの4号サイズ以下のプラスチック製の鉢物向き。
ラッピングの外しやすさも考えたこのテクニックはドライフラワーのブーケやエアプランツなどにも応用できます。
Flower & Green
アエオニウム‘サンバースト’
Material
ワッフルペーパー(クラフト)、ワックスペーパー(ブラウン)、リボン(コットン)、コットンヤーン(グリーン)、緩衝剤、ベイリーフ(ドライ)、スケルトンリーフ
How to Make
1. ワッフルペーパーをロールのまま広げ、その上にアエオニウムをのせたら、植物の一番高い部分にワッフルペーパーの端を合わせて、鉢の底部分でペーパーをカット。
2. 1のワッフルペーパーを鉢の周りにぐるりと1周させて、2cm程度重なる部分でカットしてください。カットした残りは受け皿のラッピングに使用。
3. ワックスペーパー(75×50cm)を1/2にカットし、ぐしゃぐしゃに丸めてから広げる。
4. 3のワックスペーパーの上に、アエオニウムの鉢全体を包めるくらいの緩衝剤を置き、中心にアエオニウムを置く。
5. ワックスペーパーの下からエアパッキンとともにアエオニウムを包み込む。
6. コットンヤーンで鉢のフチより上の部分で軽く縛り蝶結びをする。
7. 6の結んだ部分より上のワックスペーパーを丸めて鉢の土や砂の上を覆うようにぎゅっと押さえつけながら折り込む。
8. 2でカットしたワッフルペーパーを7のワックスペーパーの高さに合わせて、内側に折り込む。
9. 2でカットしたワッフルペーパーの右端の2ヵ所に両面テープを貼る。この時点では剥離紙をはがさない。
10. ワッフルペーパーをゆるみがないように巻きつけ、重なる部分を確認する。
11. ワッフルペーパーを鉢から外し、10の確認した部分でワッフルペーパーを貼り合わせ、アエオニウムの上から被せる。このとき、ワッフルペーパーの切れ目がアエオニウムの後ろ側に来るようにする。
12. 11の両面テープで貼り合わせた部分の下をホチキスで留める。
13. コットンリボンを鉢の下に通し、写真のように鉢の上で重ね、右側は少し長めにカットする。
14. 13のコットンリボンの上に写真のように右側を鉢の高さより少し長めになるように鉢を置く。
15. 左側のリボンを鉢に沿うように持ち上げ、コットンリボンの端をワッフルペーパーに折り込み、ホチキスで留める。
16. 右側のコットンリボンも持ち上げて外側に折ってから、ワッフルペーパーの上で1cmほどの輪を作り、ホチキスで留める。
17. 15で留めたコットンリボンの下側をワッフルペーパーにホチキスで留める。
18. 鉢の正面に、メッセージカード、ベイリーフ、スケルトンリーフを重ねて、ホチキスで留める。
19. 鉢の背面側のワッフルペーパーを重ねた部分の上部を三角形に折り返して、ラッピングを外す目印にする。
20. アエオニウムを包むときに残ったワッフルペーパーとワックスペーパーを使い受け皿を包む。ワックスペーパーは丸めて広げ、中心に受け皿を置く。
21,受け皿に向かって左側からワックスペーパーを折り、右側をその上に折り重ねる。
22. ワックスペーパーの下部分を受け皿に向かって折り上げ、そのまま正方形になるように包む。
23. 22にワッフルペーパーを重ね、幅の余る部分を写真のように折る。
24. ワックスペーパーで包んだ受け皿のサイズ部分を残し、23で折った線に合わせて切り込みを入れる。
25. 24の切り込み部分を写真のように折り上げる。
26. 包んだ受け皿を25で折り上げた部分が右寄りになるように置く。
27. ワッフルペーパーを左側から受け皿側へ折り、右側をその上に重ね、重なった端の上下をホチキスで留める。
28. 25で折り上げた部分を受け皿側に折り、27のホッチキス部分を隠す。
29. 反対側に返し、飛び出ているワッフルペーパー部分に両面テープを貼る。
30. 両面テープの剥離紙をはがし、メッセージカードを挟み込みながらワッフルペーパーに貼り完成。
column
エアプランツやドライフラワーブーケにも使える!
応用が効くラッピングテクニックで色々アレンジ!
ワッフルペーパーのいいところは、印をつけずともまっすぐにカットができるところだと言う梶原さん。
だからこそ、このカットした部分を折り返すラッピング方法が生まれました。
写真中央のように、生花と異なり繊細なドライフラワーのブーケやエアプランツ、エケベリアなどの鉢に植えていないグリーンを包むのにもこのテクニックで応用できます。
ドライフラワーはワックスペーパーで包んでから円筒形に。根のないエケベリアはワックスペーパーで軽く包み、ワッフルペーパーで円筒形にし、受け皿を包むとき同様にカットした部分で下側を抑えていて、(写真右)。アイデア次第で幅が広がるテクニックです。
Profile
梶原鉄雄 Tetsuo Kajiwara
株式会社リンクフローリスト店舗統括マネージャー兼LIFE+Lab by PLEJOURプロデューサー。26歳で華道を習い始めたことがきっかけとなり、花店に勤務。小売を中心とした花店で店長職を経験し、現職に。装飾だけではなく、実用的でスタイリッシュなラッピングが得意。
LIFE+Lab by PLEJOUR [ ライフ ラボ バイ プレジュール ]
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
大丸東京店6F Lib Tokyo
営業時間:10:00~20:00(月~水、土曜日)
10:00~21:00(木、金曜日)
http://www.instaggram.com/lifelab_pj/
www.daimaru.co.jp/tokyo/
撮影/徳田悟