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論理的理解力と実践の深い関係

先週末、神戸の中心地、摂津の国一宮である生田神社会館で一般社団法人職人起業塾主催の全国合同フォローアップ研修と、第99回継塾を開催しました。研修講座の中で「能書きはいらん、とにかく実践や。」といつも言い続けている私にとって、研修自体はただの能書きで、卒塾後の行動とそのせいかが私たちが行っている価値提供の全てであり、その検証とブラッシュアップの場であるフォローアップ研修こそが研修事業の実体だと思っています。今回も関東や九州からも多くの卒塾生が神戸に集結し、同期生同士で成長と自分たちが生み出した成果を確認し、更なる価値を生み出すべく学びを深めてもらいました。

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論理的思考のワークショップ

今回は、特別講師として職人起業塾6ヶ月コースのカリキュラムに組み込んでいるアクティブブレインセミナーの講師の澤村先生にご相談いただき、日常業務だけではなく資格試験でも圧倒的な成果を生み出す「論理的思考」についての講義とワークショップを行っていただきました。ワークショップでは、論理的思考をチェックするテストを行っていただき、どの部分をどのように鍛えれば論理的思考を身に付けることが出来るか、セルフチェックを行い、課題を見つけて具体的な計画に落とし込むまでの講義をして頂きました。

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計画と実行

私が担当した第二部の基調講演ではいつも言い続けている「計画と行動」があらゆる課題を解決して持続可能な循環型の共感資本社会へ移行する一方となると、建築業界の末端である職人を始めとした実務者が意識を変え、計画を立てて行動し、またその実践を検証し螺旋的成長を繰り返すことで地域から世界を変える可能性さえあると熱を込めて語らせてもらえました。その辺の理論をまとめた記事はこちら、

本質的コミニケーション

第三部は接遇・コミュニケーション講座をご担当いただいている横山恵子先生にご登壇頂き、改めて研修で伝えているコミュニケーションの5大原則について復習をして頂きました。職員といえども、すっかりサービス業になった現在の建築実務者にとって何よりも重要な概念であり、実践に落とし込むことで圧倒的な成果を叩き出す本質的なコミニケーションのお話はいつも胸が震えます。卒塾生たちが職人起業塾の講座を受講して最も役に立った、成果につながったと口を揃えて言うのも納得の素晴らしいお話をいただきました。また機会があればここでもその詳細を紹介したいと思います。

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点がつながり線になる

澤村先生に担当いただいているアクティブブレインセミナーを切り口にした脳の使い方、創始者の小田全宏先生が提唱する陽転思考とイメージインストール法をベースにした私の講座でのアクションプランの立案とその実践と検証、そして横山恵子先生による相手の立場に立つ原則に基づいた本質的なコミニケーション、これが私たち一般社団法人職人起業塾が提供している研修内容であり、今回のフォローアップ研修ではその全てを網羅して要点を再度伝え直すことができました。塾生からこれまで学んできたことが全てつながって1本の線になったとの感想をもらえたのは私にとって嬉しい限りでした。

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論理的理解の4つのパターン

澤村先生による論理的理解の講義では論理と理解を分解してそれぞれについて「理解」できるようになる具体的な方法論をお伝えいただきました。難しい、ややこしいものは分解して考えるとのアクティブブレインセミナー的思考法に沿って、論理を細分化することで多くの塾生が納得できたようで、非常に素晴らしい内容でした。論理的理解力とは、コンテキスト(文脈)を読み取る力であり、この能力を身に付けると、人が話している事の真意が理解できるようになります。また、資格試験の問題で何を問われるているのかが分かり、試験勉強をするにも丸暗記するのではなく内容を理解して覚えることができるようにもなりますし、人生におけるさまざまなシーンで大きな力を発揮します。文章や言葉での論理的理解をパターン化すると、「同意具体例の言い換え」「同意抽象化の言い換え」「中心点の読み取り」「要約」の4つに分けられるとのことでした。このパターンを把握することで文脈を理解しやすくなるとの説明にはなるほど、と非常に納得させられました。

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理解と実践の深い関係

一般社団法人職人起業塾で行っている研修は実践研修です。何よりも行動を起こすことを重視しているのですが、目的を明らかにする概念や正しい方法論を学ことなく、闇雲に行動すればいいってもんではありません。海賊と呼ばれた男、出光佐三氏はそんな人に対して「行動ばか」という言葉を使っていました。行動、実践の前には学び、そして理解が必要で深い理解があってこそ、正しい行動が行えるのは自明の理、何をやるかではなく、どのように、どのレベルでそして、なんのためにやるのかの方が重要であることを鑑みれば、論理的理解力を身につけることはそのまま行動力、実践力に直結すると言っても過言ではありません。今回の講座で、私は経験を積むことで直感力を鍛えられる、そして体験をアウトプットすることで経験に昇華させることができると伝えましたが、アウトプットする習慣こそが上述のコンテキストを汲み取る4つのパターンを駆使することになります。やっぱり、日々の習慣こそ、人間としての地力をつける唯一無二、そして最も確実な方法だと改めて感じさせられた次第です。澤村先生、素晴らしい講義をありがとうございました。

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実践力を養う研修を行っています。


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