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情報操作が一般化した世界で大切にすべきもの

昨日まで関東に出張して建築の実務もこなしつつ、オンラインmtgと電話でのセッションを1日に6本こなしました。流石に最後のセッションを終えると疲れ果ててしまい、空間に制限されない世界は無理な予定までも無理矢理詰め込めてしまう弊害があるのを実感しました。テクノロジーの進化とコロナによる生活様式の変化は、私たちに良い事とあまり宜しく無いこと事をセットでもたらしたと改めて思いました。

空間に制約が無くなった世界

インターネットがつながっていれば、全国どこにいてもコミュニケーションが取れるようになりましたが、これって本当に価値があるのか?と良く考えます。昨夜のmtgではオランダから参加された方の事業内容のプレゼンテーションを何の違和感もなく、すぐそこにおられるかのような距離感で聴くことが出来て、凄いことだと思いました。しかし、やはり生身の人から対面で話を聞くのとインターネットを介してPCの画面越しでコミュニケーションを行うのでは印象や受け取り方が違うのは当たり前、人は言語以外のコミュニケーションを圧倒的に受け取るものだとメラビアンの法則として言われますが、せっかくの素晴らしいご縁なのに、お互いにインパクトに欠けてしまうというか、距離感が縮まらないというか、縁が深まらないのを感じて少し残念な気がしました。人との出会いは人生を変える宝だと言いますが、薄っぺらい縁が数多く重なったところでなんの意味のないのは異業種交流会などで名刺交換をしまくった時に何度も味わって知っているだけに、同じ時間を使うならもう少しその濃度を考えた方がいいと感じた次第です。

データー、統計そもそも怪しい

実は私は直感派で、どちらかというと明確にエビデンスを並べたロジックよりもふんわりしていてもなんとなく感じることを大切にするタイプです。そもそも、エビデンスと言われる証拠やデーターも本来確固たる真実とは限らないことが多く、統計や数字の根拠など切り取り方で如何様にもなることを知ってしまっています。そんな私は人と出逢った時のファースト・インプレッションをとても大事にしており、意識していた訳ではありませんが、いつの間にか初対面の人から受けた印象を色付けしたイメージで記憶するようになりました。人とお付き合いするに従って、お互いを知り、理解を深めて意外な側面を見て違った人物像に書き換えることはもちろんありますが、最終的に初めて出逢った時のファースト・インプレッションで感じたこんな人だろうな、と感じた印象に戻ることが非常に多く、固定観念に縛られているとかではなく、何かトラブルや問題が起きた時に、そういえば、初印象でこんな人だと思っていた。と思い出すのです。

戦争に正義も悪も無い

現在、ウクライナにロシアが侵攻して世界は混乱を極めています。もちろん、軍事行動を起こしたプーチンに非があることは間違いありませんが、そこまで追い詰めたのは間違いなくアメリカを中心とした西側諸国、NATO加盟国であるのも事実です。争いは常に正義と正義の戦いであり、どちらが一方的に悪いと言う事はあり得ません。しかし、世界でプーチンを擁護する人は皆無であり、ロシアは世界中を敵に回しました。この戦争の最終的な勝者は誰になるのか皆目見当がつきませんが、情報が錯綜して何が真実かわからない世の中になればなるほど直感が大事だと思えてなりません。圧倒的な物量で拡散される情報に振り回されることがないようにファーストインプレッションを忘れず、本質に目を向けたいと思う今日この頃、1日も早い戦争の終結を祈りつつ直感を大切にしたいと思います。

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奪い合いの世界からの脱却は三方良しの経済圏を地域から拡散する事。四方良しの世界の実現を目指してます。

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