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140文字で伝えちゃダメでした。『ストーリーとしての競争戦略』

推し本が、kindleのポイント半額付与キャンペーン対象になってたので。

https://twitter.com/gengoron39/status/1686041206420361217?s=46&t=fc01vmQd9Jdr4GFCX0JHCg


当たり前に消費する色んなサービス。

スタバに週2で無意識に通ってる僕なんですが、それってまんまとスタバの“ストーリー”にハマってるんですよね、すごいなぁ。

なぜスタバは広告費をかけてないのに人気? 

とか。

なんかTikTokのショート動画でそんなこと話してる人もいたなぁ、なんて思いますが、そのくらい、とって掴めばそれだけで面白い話がめちゃくちゃ読みやすい文章でまとめられています。

とはいえ、ツイートでは勝手なことを言いました。冒頭、著者はこう語ります。

第1章から第7章まで、順を追ってお読みいただきたいということです。親切な本であれば、「どの章でも、関心のある部分から読んでもらいたい。直接関心のない章や、テクニカルな説明になる部分は読み飛ばしていただいて構わない」ということになっているのですが、この本はあくまでも流れを持ったストーリーですので、順を追ってお読みいただかないと、話の筋がよくわからなくなってしまいます。

『ストーリーとしての競争戦略』no151/8033

変なお願いなのですが、どうか最後までお読みいただきたいということです。これはわりと長い本です。書き終えてみると五〇〇ページを超えてしまいました。ここまで長くなった理由としては、話がくどいという私の性格もあるのですが、この本ではあえて長い話をしておきたいという意図もありました。

『ストーリーとしての競争戦略』no159/8033

テキトーなツイートしちゃった後に、読み返して焦りました。このnoteをもって弁明とさせてください。

競争戦略はキーワードの羅列ではありませんし、ましてやワンフレーズでは語れません。流れを持ったストーリーというその本質からして、戦略はある程度「長い話」でなくてはなりません。戦略がどんどん短い話に傾斜していく中で、本来のストーリーとしての戦略を取り戻すためには、ストーリーの駆動力となる因果論理にいちいち踏み込んだ「長い話」をする必要がある。これが本書を貫く私のスタンスです。言いたいことは全部言う。大切だと思うことはしつこく書く。確信犯的にやりたい放題やった結果、ここまでの長尺ものになったという次第です。

『ストーリーとしての競争戦略』no166/8033

単なる話のネタにするか、あるいはこの本を通じて、「自分自身のストーリーを語れるようにする」か。

僕の場合、前者から入った軽薄者ですが。

なんでもワンフレーズで、140文字で伝えなきゃいけないような世の中ですが、丁寧に、自分のストーリーを、長く、くどく、でも面白く語れるようになりたいなぁ。

そんな事を考えられる、本でした。

おすすめです。


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田中しょーご
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