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やられた。『明け方の若者たち』に、見事に。

半分読んで心をえぐられて、もう半分読んで、傷口に砂糖を塗られた。

そんな不思議な読後感でした。

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『明け方の若者たち』(カツセマサヒコ著)

あらすじ(帯の写真貼っときます)

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大人になりたい子供と、子供になりたい大人の境で揺れる20代中盤の「若者」をグサリとさして、それでも痛みが和らげるよう、少しだけ甘味で守ろうとしてくれるような、尖ってるけど不器用な優しさを感じる物語。

塩じゃないだけマシだけど、それでも痛い。傷口は塞がらないけれど、それでも少し甘い。

主人公と同年代の僕の心は、見事にこの本にやられました。

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