業務改善職があたりまえに活躍する社会を作りたい!〜プロジェクト・アスノートのビジョンに込めた思い
(この記事はプロジェクト・アスノートサイトの同名記事のマルチポストです。)
みなさん、こんにちは。プロジェクト・アスノートの松田です。
2019年11月から、サイボウズ公認のkintoneエバンジェリストとしての活動もスタートしました。そしてこのたび、kintoneエバンジェリスト公式ページに、インタビュー記事が掲載されました。
新しい職業:業務改善職への思い
このインタビューは、2020年4月10日にオンラインミーティングで行いました。それから速攻で原稿をまとめていただきました。
私がkintoneと出会うまでにどんなことをしてきたのか?そしてkintoneとの出会いから、導入するまで。そして個人としての活動を始めてから現在までを割と詳しめに語りました。その時その時で、考えていることや思いも変わってきています。プロジェクト・アスノートとしての活動の理念と、kintoneエバンジェリストとしての思いをかけ合わせた形で、いろいろとお話しました。
今考えているのは、これまで自分がやってきたような仕事、「業務改善職」についてです。
これまで企業や組織の中で、業務のプロセスを改善したり、作業の改善、チームワークの向上などは、専任の部署や担当者はほとんど無く、いわゆる普通の部署のある担当者が片手間でやっているというケースが多いように思います。そして、その活動がいかに素晴らしく、成果を出していたとしても、組織の中で正当に評価されることはほとんどありません。
しかし、現状の日本の企業の実態を見ると、企業や組織の大小に関わらず、「業務改善的な考え方」を持ち、「業務改善を行うためのスキルや武器(道具)を持つ人が、絶対的に不足しています。
kintoneの登場によって、非エンジニア、非プログラマーの私たちでも、kintoneという武器を持つことができました。でもまだまだ、その武器を実戦で使いこなしながら、業務改善を推進していくということができる人、が絶対的に不足しています。
そういう中でわたしが目指しているのは次のようなことです。
プロジェクト・アスノートのビジョン
業務改善職を増やす
業務改善を進めるためのノウハウやスキル、武器としてのkintoneの使いこなし方、考え方を体系化し、広く多くの人に広めていきます。
業務改善職の世の中の認知をアップさせる
新しい職業として世の中に認知されるための活動を続けていきます。
お客さまへの業務改善支援においても、単にシステム(アプリ)を作って納品するのではなく、お客さまの組織の中で自走できるようにするための、ノウハウ伝授や人材の育成に焦点を当てた活動を行います。
kintoneエバンジェリストって?
kintoneエバンジェリスト制度について、公式ページでは次のように説明されています。
あふれんばかりのkintoneへの愛と豊富な知識や経験を持ち、kintoneのあらゆる可能性をオープンな場で、公開・発信し続ける 個人を対象にサイボウズが公認する制度です。本制度は2014年 4月に発足し、今まで30名を超える方々がkintone エバンジェリストとして活動されてきました。サイボウズはさまざまな面からkintone エバンジェリストの活動を応援します。
理念への共感
kintone エバンジェリストは、理念に共感しているメンバーで構成されています。
情報の発信
Web・イベントなどの公開された場、また学会など多数参加できる限定公開の場で、kintoneに関わる有益な情報を継続的に発信しています。
知識と経験
kintoneに関わる実践的な技術・活用ノウハウを持っています。加えて、得意とする領域の豊富な知識・経験を持ち合わせています。
以前は、エバンジェリストは「エンジニア」が対象でした。その制度が2019年から見直しされて、非エンジニアのユーザーも、kintoneエバンジェリストとして活動できることになりました。
上の説明にもあるように、kintoneビジネスをしている会社や組織に対して認められるものではなく、あくまでも「個人」に対して公認される、ということになっています。
それはすなわち、会社の業務としてkintoneを扱っているだけではダメで、個人としても知識やノウハウを持っていて、kintoneに関わる情報発信の活動をしている人が対象となります。
kintoneエバンジェリストを知るためのQ&A
Q: サイボウズからお金をもらって活動しているんですか?
お金の面での支援はまったくありません。ポロシャツやパーカーなどのエバンジェリスト公式ユニフォームの支給はありますが、いわゆる活動に対しての報酬はありません。
一言でいうと、「kintoneが好き、業務改善が好きなのでやっています」
Q: どんな活動をしているんですか?
kintoneエバンジェリストにはいろいろな人がいます。バリバリのエンジニアの人もいれば、ユーザーとして第一線で業務改善の活躍をされている人もいます。みなさん、それぞれの業界や得意領域で活動をしています。
私(松田正太郎)は、これまで企業のさまざまな業務領域で、ITの導入・活用や業務改善をやってきた20年以上の経験を生かして、みなさんの業務改善のお手伝いや、kintone導入・活用の支援をしています。一方ではkintoneのユーザーでもあって、今もまさに業務改善のまっただ中です。その経験から、ノウハウや知識を体系化して情報発信や勉強会、イベント等でのアウトプットを行っています。
Q: どうやったらkintoneエバンジェリストになれますか?
明確な基準などはないみたいです(笑)
私がkintoneの活動において意識してきたことは、自分が学んだことや経験したことは、どんどんアウトプットするということです。アウトプットするということは、自分の成長や学びのためにもすごく効果的なやり方だと本当に思います。
今だと、まずTwitterでの発信から始めてみるのはいかがですか? #kintone のハッシュタグをつけてツイートしたら、仲間がどんどん増えます! あとは、ブログ(noteがお手軽)等を初めてみるのもいいと思います。
エバンジェリストにしてくれ!というよりは、とにかく常に学び、常にアウトプットし続けることを心がけていました。
そういう活動を精力的に続けていたら、ある日突然声がかかるかも!?
私を含めて、全国に20人のkintoneエバンジェリストがいます。
みんなそれぞれの得意分野で精力的に活動されています。kintoneエバンジェリスト公式サイトには、これから他のエバの方のインタビュー記事も掲載されていくとのことですので、ぜひチェックしてみてください。