「人」「らしさ」が表れる|例え同じもの、規格通りに作ったとしても
自動化が進んでも
先日stand.fmのLIVEで「例え規格通りに作ったものであっても、見る人が見れば誰が作ったかが分かる」というお話をされている方がいらっしゃいました。
なるほど、それは面白い!
私も丁度そんな事を感じていました。
精密な工業製品であったとしても、手作りであればいい意味で作り手のクセのようなものが出るんだとか。
これは規格通りに作った縫製でも同じ事が言えるそうです。
人の手が加わる、関わる、というのは、そういうところにあるのかもしれません。
レシピ通りに作っても
それが顕著に出るのは料理だと思っています。
私は7年以上、保育園の栄養士として勤めていましたが、全く同じレシピでも作る調理師さんによって味が変わります。
「今日は◯◯さんが作ったな」と、すぐに分かってしまいます。
料理の場合は、作り手によっても変わりますが、同じ作り手でもその日に納品される食材によっても変わってきます。
作り手は、食材や季節に合わせて自然と調整しているのです。
家庭料理が飽きないのは、そこにあると思っています。
最近は市販のもの、レトルトなどの加工品もバリエーションが増えていて、どれも美味しい味付けになっていると思いますが、毎日食べていたらきっと飽きてしまいますね。(私だったら)
手を加えるからこそ
毎日食べても飽きない味こそ家庭料理だと思っています。
それは「人の手」が加わっているから。
だからと言って毎回手作りしなくてはならないのか、ということではありません。
買ってきたものでも、そこに何か一手間加える、例えばお豆腐に何かトッピングするだけでも別のものに変わります。
「手を加えた」オリジナリティが出て、それが自分が関わった料理になるのです。
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ちなみに、このレシピ本の表紙は息子が作りました。
プロがデザインしたものではない味わいがあると、私は思っています!
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