【脳と食】ブレインフードのおさらい
今回は久しぶりにブレインフードの話を。
すっかり忘れている人も多いと思うので、入門編みたいな感じで書きます。
ブレインフードとは
人間の脳は日々の活動で多くのエネルギーを消費するため、適切な栄養補給が重要です(※1)。
その栄養補給は食事によって行われるものですが、食品の中には
「脳の健康や機能をサポートする働きの強い食品」
が存在します。
それを「ブレインフード」と呼びます。
たとえば、
ナッツ
青魚
カカオ
は、その優れた「ブレインフード効果」で知られており、メンタルヘルスのサポートや記憶力の向上、さらには認知症予防におおいに役立つとされています(※2)。
ブレインフードの効果
一般に「ブレインフード」と呼ばれる食材には、
オメガ3脂肪酸
ビタミンE
ビタミンB群
その他抗酸化物質
などが豊富に含まれています(※3)。
これらが脳の健康を保つのに役立ちます。
たとえばオメガ3脂肪酸は脳細胞の機能を高め、ビタミンEは細胞の老化を防ぐ効果があることから、これらの成分を含む食品を積極的に摂取することで、精神的な明晰さや記憶力を保てるとされています。
日常でのブレインフードの取り入れ方
ブレインフードを日常的に取り入れるには、食生活にこれらの食品を組み込むことがポイントです。
たとえば、
朝食にアーモンドを加えたり、サラダにアボカドをトッピングすることで、美味しく栄養価の高い食事が完成します。
チョコレートを選ぶ際にはカカオ含有率が高いものを選ぶことで、脳に良い効果を期待できます(※4)。
このように、ブレインフードは私たちの健康な生活に大きく貢献する食品です。
日々の食事に少し意識して取り入れることで、脳の健康をサポートし、より活動的な毎日を送りましょう。
(※1)脳は大食い
人間の脳の重さは体重の40分の1に過ぎませんが、体が必要なエネルギーの5分の1は脳のために消費されます。
脳は体の中で比較的大きなエネルギーを消費する器官であり、「大食い」だと言えます。
一説によれば、食材をいっさい調理せずに生のまま食べると、脳が1日に必要な栄養を十分に補給できないと言われています。
料理、とくに加熱することで、食材は食べやすくなり、生のまま食べるよりも少ない咀嚼で消化することができますね。
じつはそのおかげで、栄養吸収のスピードが速くなり、その結果、脳が必要な栄養を、脳が必要とするペースで取り込むことができるそうです。
(※2)三大ブレインフード
この3つは「三大ブレインフード」と呼ばれています。
もともとは、世界保健機構(WHO)の発表に由来します。
(※3)抗酸化
激しく運動すると体は酸化します。
同じ原理で、脳も活動しているうちにどんどん酸化します。
それに対抗するため、脳には大量の抗酸化物質が必要です。
(※4)チョコレートは天才を作る?
「チョコレートを多く食べる国ほどノーベル賞受賞者が多い」
科学者が真剣に行った研究でそんな結果が発表され、世間が大騒ぎになったことがあります。
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