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駐車台数と土間コンクリート

 地方の場合、必要駐車台数は、「常時台数+来客用+子ども(将来)」で、3台もしくは4台。
 今回、相談を頂いた住宅も、常時1台+来客用1台+子ども(将来)1台の計3台分を希望。

工事前の状態。家にあったホウキなどの棒状のものを集めて、クライアントと土間コンクリートのサイズ・位置を検討中。

 ただ、3台分すべてをコンクリートにしてしまうと、ほとんどをコンクリートにすることになるので、とても味気ない物になってしまう。将来のことはわからないし、常時使用する1台分だけコンクリートにしようかと検討したが、それではコンクリートの島がポツンとしてしまう。2台分にしようかでも変なバランスになってしまう。他の素材するなど、色々と検討した。   

 色々と検討した結果、建物とのバランスや、植栽スペースの確保・予算を考慮し、通常はクルマ1台分幅2500mmだが、幅3000のゆったりした駐車スペースを2台分作ることになった。
 駐車台数としては2台だけど、1台分の幅が広いので、それぞれを土間の端に寄せて停めると、真ん中に通常の1台分のスペースができて、3台駐車することも可能だ。


左官作業。
コンクリート打設直後の様子。

 あまり先のことを考えて、駐車台数を確保しようとすると、他に諦めることが出てくると思うので。程々が良さそう。コンクリートの土間は安価だけれど、使い方を間違えると、ただコンクリートを流しただけになってしまうので、その辺りのデザインをもっと勉強したい。
いつになるかわからないけれど、自動運転がもっと普及すると、地方でも駐車場1台分になっているかもしれませんね。

植栽後

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