プロティアン・ワーカー
人生100年次代「自身のこれからの働き方」は、全ての人にとっての関心ごとです。
まず、現存のワークモデルは、昭和初期に55歳定年を入り口に構成され、私たちの長寿化に合わせて順次引き延ばされてきました。そして現在、企業側がこのまま延長雇用し続けることへの限界を示しています。また、私達自身の基礎機能が年々低下して行く過程で、いつ迄「延長雇用」に応えられるのか? 60歳、70歳、80歳… いまの様に働き続けることは可能なのか?漠然とした中にも、限界を感じざるを得ません。
更には、社会変革と共に働き方改革が進み、雇用されうる資質や能力が変わっていくことを考えると、“その時に向けて備え、整えておきたい”と想うことが関心ごとの理由なのです。
そこで、プロティアン・ワーカーです。プロティアン(プロティアン詳細)は変幻自在と訳されますが、欠かせないのがアダプタビリティ/変化適応力を高めてゆくことです。変化社会において、”自律した個人として自身が望むキャリアの形成”を実現するには、【同じ組織・同じメンバー・同じ仕事・ある程度予測される将来】に時間を投じるほどに失われてゆくアダプタビリティを反転させなければなりません。
ここまで読み進めて頂くと、「そうか、いよいよ将来展望の持てない今の仕事を転職するしかないのか?」との考える方も多いと思います。が、それは全く反対です。所属する組織や団体を変えてもキャリアに対する意識が変わらなければアダプタビリティが高まるどころか、新たな環境に気持ちや時間を投じ、慣れてきたころに”気づくと同じ道を辿る”といったループに陥ってしまいます。
「では、どうしたらアダプタビリティを高めることができるのか?」 そうですね、自身の経歴/肩書や経験が通用しないような環境に飛び込んでみることです。それは、名刺交換や表層的なつながりを主にする交流会ではなく、副業や兼業もしくはプロティアン研究会です。他流試合や越境学習とも表現されますが、「経歴/肩書の延長では何ともならない場に身を置いてみる」ことです。それは、「これまで当たり前としてきたことが実は通用しない、当然のように了解を得て来たことが進まない」という場面が数多くの存在し、自己を再構築しなければならない環境のことです。
これまでは、当たり前(受動・自動)の陰で見えなくなっていた自身の強み・弱みと向き合うことで自然とアダプタビリティは高まって行きます。下記の図に示したようにこれからの変化社会にキャリア・モデルを大きく変えようと考えた際にはプロティアン・ワーカーに取り組むことが1つの起点となります。
✓関連動画
①タナケン先生との来談:「なぜ今プロティアン?」https://youtu.be/GnU5rz2eCZw
②タナケン先生との対談:変化適応能力|アダプタビリティの高め方https://youtu.be/pziMocdDopU
✓プロティアン研究会HP|1日66円で繋ぐ変化へのチケット|会員募集中https://sig-protean.org/