火を囲む 同じ世界で一つになる どんど焼きという祭 #13
昨日は1月15日、小正月だった。小豆粥を食べて厄除けをする風習があるが、どんど焼きという風習が残るところも少なくない。左義長(さぎちょう)とも呼ばれ、正月飾りを持ち寄り、燃やす行事だ。火を囲みながら、甘酒やお神酒を飲んだり、その火で焼いた餅などを食べるところも多い。年が明けた後の最初の祭りである。
前回の投稿、「神さまの食事 おせち料理」に書いたが、正月とは家の歳神が来訪する祭りである。その神様にお帰りいただくのが小正月だ※1。したがってどんど焼きの火は、お盆にも行う送