三杯鶏(2016/7/20)

三杯鶏(サンベイジー)という、台湾でもポピュラーなおかずをメインにしました。ごま油、酒、醤油を各1杯ずつ入れるから三杯鶏、なんだそうです。そのままの比率だと、結構濃い味になってしまうので、少しアレンジしています。仕上げに九層塔というタイワンバジルで香りを出すのですが、タイワンバジルは日本では手に入りにくいので、スイートバジルで。

甘辛くて香りが良くて、ご飯にとても合うおかずです。

スープは冬瓜と豆腐。どちらも東洋医学では体の熱を冷ます作用があるとされている食材です。口当たりが良くて食べやすいですし、この季節にはぴったりの食材です。

小鉢は、蒸しとうもろこし、胡瓜と豆干、セロリの和え物、つるむらさきの卵焼にしました。
前週のお休みを利用して台湾南部へ旅をしたのですが、台湾料理の特徴は、食材そのものの香りの高さ、そして料理のシンプルさにあると改めて感じました。「和食は素材の味を活かす」と言われる一方、私たちが日常的に食べる料理に関しては、どんどん足し算の要素が増えているように感じます。食材の組み合わせ、スパイス使い。どれもおもしろいし、美味しい発見もたくさんありますが、昔ながらの単純な料理で、目が開くほど美味しいという経験をたまにすると、ハッとします。
もちろん台湾と日本では、手に入る食材そのものが違いますから、そのまま取り入れるのはまた違うのですが、はなうた食堂では「その心」を取り入れたいなと思った次第です。

さて、この日は特別、ミニサイズのパイナップルケーキをおまけにつけました。今回の旅で、可愛らしいミニミニサイズの型を手に入れたのです。本当に一口サイズ。
はなうた食堂のパイナップルケーキは、パイナップル100%の濃厚な餡が特徴です。台湾土産で食べたことがあるという方もぜひ一度、食べてみてくださいね。
レギュラーサイズは300円(価格改定しました)、ドリンクとのセットは50円引きになります。

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shokosun(伊藤尚子)
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