執着について
手放せたらどんなに楽だろうと思う。
愛や恋が執着に変わったときの大変さを私は知っている。
冷静さを失い、取り乱し、自らの心がズタボロになった。
1週間毎日友達と約束を取り付け仕事が終わってから会ってもらっていた。
夜ご飯を家で食べられなかった。泣くから。
基本が優等生なので心配をかけたくなかった。
自分が雑に扱われていると心のどこかで気付きながら、過去のほんの少しの優しさを思い出し、すがり、そして相手を変えようとする。
あぁ文字にするだけでやばい・・・こわいこわい
渦中にいるときはあまりよくわからないがこの 事 が終わってから私はある出来事を思い出す。
大学時代サークルの先輩が彼氏から別れを告げられたと聞いた。
たまたま彼氏と自販機でばったり会った時、先輩が落とした硬貨を彼氏が拾ってくれたと喜んでいたのだ。
その話をする先輩はとても嬉しそうで、当時の私にはとてもおかしく映った。お金を拾うなんて普通のことなのに。まだ好きだからお金を拾った訳じゃないのに、と。
でも今はこの先輩の気持ちがよく分かる。すごく切ない気持ちになった。
今の私には居場所がある、執着しない、新しくnoteという居場所だって作れたし自分の時間を充実させるんだとまた暗示をかける。