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DX人材育成講座第12回目覚え書き〜伏線回収の準備はOK?〜

こんにちは。11月22日、23日でDX人材育成講座最終章に突入しました。
さあ、ここからですよ。
私のこと応援するの!!(え?もうしてる?知ってる。ありがとう🥰)
では、質問回答から

質問回答

As-Is To-Beの段階で、1stで解決しなければいけない課題がどんなに考えても出ないことってあると思います。優先順位が同じA
とBの課題の時、Aを解決したときBは解決不可、逆もそうなった場合どうするんでしょうか。

普通そうなります。なぜなら問題として残っているならどれかを解決したなら何かがうまくいかないから問題として残っている。
優先順位は明確につけて、いかにして同時に解決するのかが最も頭を使うところ。
アイデアというのはなにか?

一部抜粋

基本的になるべく多くの問題を同時に解決できる方法がないかを考える。
ユーザビリティエンジニアリングにおいて、頭を使うべきところはここ。
それまでは我を殺して集める作業に近しい。ひたすらファクトを集めていく。人間が頭を使う、作り手が頭を使うところはどこかを複数の問題を同時に解決する。
こっちを立てたらこっちは立たない。みんなの困りごとが同時に解決するのが良い考え。
A君が死なないようにB君が死ぬなら簡単だけどそれじゃだめ(そりゃそうだ)

看護業界はAIの参入がかなりおそいように思いますが、業界自体にアプローチするとなると看護業界のトップになりますか?
日本看護協会の会長みたいな。

私がした質問

看護協会の会長の意見が業界自体の意見になるかにもよる。看護業界にはいくつかの利害関係はあるはず。
例)施設や病院、クリニック
看護協会での利害と施設での利害はまた別。業界で働く看護師の利害や施設オーナー(経営)の利害。
利害関係が異なるところは別で切った方がいい。

セイリエンスモデル使おう。

権力はあるけど正当性や緊急性は兼ね備えない:意識はあれど特別扱い不要
利害関係者がどういう属性なのか、切り分けをしていった時にどういう残り方をするのか。
基本的には利害関係がどこで別れるか。
前回私(主任看護師)と看護師(メンバー)を分けたのと同じ。
主任という立場で利害が分かれる。

社内の困りごとを解決するためにはすべての人にインタビュー
する必要があると思いますが人数が多い場合も同様に関わる人すべてに行う必要があるのでしょうか。

そんなことない。なぜか?同じ利害関係者の枠組みの中に入るなら、いっぱいとる必要はない。ある人とある人をとってその2人の重なるところで一定程度利害関係が取れればOK。本来のペルソナの考え方に近い。各利害関係にあたり1人2人くらいで問題はない。

As -Is To-Beの後にタスクに分解する所が分かりません

夜コースは工務店で勤務しているKさんから空き家を使って新しい取り組みができないか?という件。
元寿司屋の店舗を保持していて、シュタイナー学校という実践的な学びをする学校。ほぼ100%道外から生徒が集まっている。生徒側からしたら地域住民の困りごとの力になりたいが余所者感が抜けず地域の住民からは十何年に渡り何だあそこはという目で見られている。
空き家を使ってなんとかならないかと行政や学校から相談されている。

求める価値の表

学生からするとシンプルに役に立ちたいというのが大きい
叶ったらいいことを付箋にしていく。

赤い線が引いてあるのがMVP、つまりファーストリリース。
線を引いた上側にあるタスクをExcelに落としていく。
例)インベントが告知される、イベントを地域住民に告知をする、地域住民はイベントがあることを知ることができる、学生は地域住民の手伝いができる
それをタスクにしていくとプロダクトバックログの出来上がり。アジャイルの回でやったプロダクトバックログ。アジャイルの入り口。

普段、農家さんのお困りごとを事業導入することで解決するということをしています(かんがい用水がないので干ばつ被害にあっている→かんがい事業を入れてほしいなど)。その時にお話を伺います。一回で終わらない、必要なら何度でも聞くんだって最初から思っていても、困りごとを発信している方以外にも地域の多くの方のお話を聞きく必要があり、高齢者も多くて何回もインタビューするとめんどくさがられそうです。場数を踏めば、少ない回数でインタビューできますか?また、回数を減らすコツのようなものはありますか?

根本的なところで、何回もインタビューだけするのは原則に反する。なぜならインタビューをして仮説をたてならなら次やるのはもう1度聞くよりも小さく形にして見せること。2024年現在ハード面においてめちゃくちゃお金がかかるということは無くなってきている。
農業的なところでも電子工作などが自身でできるようになり1千万円かかっていたのが5分の1くらいの価格でできるようになってきている。
インタビューを何回もしないといけないくらい現状は分からず、関わる人たちにとっても何が欲しいのか分からなかったりする中で、そこに対してかんがい事業の導入は大きい。そこをいかにして大きい枠でいかないかが重要となる。求める価値の表に落とし込み、こいうのとこういうのがあったらどうですかという聞き方をする。
話を聞く→現状が取れる→テクニカルなリサーチ→こういうのがあればうまくいくのでは?という小さなプロトタイプの原案を立てる
こんな流れでやっている。これがインタビューを減らすコツ
ナラティブで考えた時に、案を持っていたりこういうのができるんだよということが分かるだけでもナラティブは変わっていく。

インタビューの実演の際に我がでてました。経験でとありましたが常に意識して対応するしかないのでしょうか。カンパ先生が仰ってたデザイン・シンキングを調べたら本が有ったのですがあまり参考にならないのでしょうか。

求める価値の表を皆で書いているうちに、じゃあ本当はこうなんじゃないか?こういうことあるよねと盛り上がるがあの表を書き終えるまではファクトだけを捉えないといけない。
その時点で自分の考えを入れると慣れないうちはこんがらがる。まず表を完成させるまでは我を出さない。
ひたすらファクトを落とし込むことに徹するのがトレーニングとしていい。

↑おすすめの本
我が出るということに関して・・・

DXで色々学んで変えたいことがいっぱい。でも上司のナラティブに従うと変えられないことがいっぱい。70歳の上司のナラティブを変えたり、理解させるのは至難の技だがそれ抜きで良い商品は生まれない。
そこはタフネゴシエーション?しっかり上司のナラティブを理解することから始まると思いますが、こちらのモチベーションがすり減ります。そして諦めに変わる(会社を辞めて自分が会社を立ち上げる、となる)。
しかしそれは全体的に見ると不幸なことな気がする。
本題)
上司との交渉でどうすれば自分の気持ちをすり減らさずに、アンガーマネージメントができるか、何かヒントありますか?
カンパさんがすごく精神的に落ち着いてお話しができている気がして。禅とか仏教教典とか読んでるんですかね

最も参考になる書籍

全国のSUNABACOにおいてあるよ。人の心を見張って我を抑えて人の役に立つかということが書いてある。座禅をしていて、今いけた気がする、やれてるわという時に叩かれるのが座禅。
自分の心を見張りただひたすらにユーザー体験の設計(誰かのお役に立つ)に向かう際にどのように心をコントロールするかという学問。

座我が入った瞬間に合理的な判断が下せなくなくなる。ファクトに基づいた合理的な判断ができないと大きなロスにつながる。
座禅や瞑想は、自分の意思決定を捻じ曲げる我が発生した時に認知して修正していく。

クリニックにとってのご高齢の患者さんのように直接対面でインタビューできない方の心情はある程度類推せねばならないのでしょうか?看護師さんからなどスタッフを介して「〇〇みたいな意見を患者さんから聞きました」というような声は良く聞くのですが、自分の意見に誘導したいがためにそれに近い意見を声高に持ってくる人などもいて、どこまで真に受けて良いのやらと言う気持ちもあります。

また聞きは基本なし。看護師やスタッフを介するのは、看護師のナラティブとして捉えるべき。
クリニックの院長などエクゼクティブに近い経営陣は難しいこともある。直接話を聞くのはベストだが施策をうって行動が変わるかを見るのが一番わかりやすい。
求める価値の表として高齢、看護師のを書きだす。
この場合は、看護師の求める価値を正確に捉えることが大事になる。
誰かの人間に対する話や1つの利害関係から集団から聞くのは無し。
また聞きで絶対評価を下さない!!!
類推は避けるべきが答え。

インタビューがめちゃむずいと思いました。
質問はある程度絞って、会話の中で話を膨らましていく。でもある程度本筋から外れないように話を進めていく必要もあると思うので、そのあたりのコントロールはどうして行ったらいいのでしょうか?


果物のパイにすることは決まっているけど果物は決まってない。りんごが取れるかもしれないけど種類は不明
なんの果物をとるかは分からないけど、こういう形のこういうのが取れるっていうのがわかっていれば収穫の籠を埋めることはができる。
収穫計画は立てるけど何が収穫されるかは分からない。
どうせこうだろう、多分こういうこと?を入れるとだめ。
着地点は左右しないはず。

テレビのインタビューはあまり薦めない(編集操作があるから)
SUNABACOのゲストの1対1の会や経営層ではないメーカー側の人間を呼んで話しているのがオススメ。
経営者の時は経営者側が着地点用意していることが多い。

チームビルディング

誰も正確が分からない、答えがない中で、そして同じ属性の人が一緒にならない中でチームを組んでいる(看護師や医師が一緒にならないみたいな感じ)
アジャイルの考え方で不確実性を活かすとあった。他業種だと自分が当たり前だと思っていたことが当たり前ではないことが起きる。それをいかに吸収してチームとしてプラスに持っていくかを考える。
従来のチームの運営の考え方、ルールを決めて当てはめると最大公約数になるがエリアは狭い。だからこそいかにみんなの最大をとるか。

根本の考え方は各々が自律的に駆動される。民主主義型の組織を嫌でも組む。なぜならチームの中で偉い人がいないから。
各々が最大限自律・自立して自走する。
全員がやらないと間に合わないよ。

インセプションデッキ

自律と自立を行うが各々が勝手に進めるとチームではなくよく分からない集団になる。全員の中で共通認識を決定しその共通認識の上に立って役割を分担を決めて進めていく。

デッキはカードゲームやトランプひとまとめのこと

チームの中の認識を合わせる方法
10の質問に対してチーム全員の共通認識のしての答えを常に持っていようということ。
今回10個はやっている時間はない。
この中から4つ。(左から3つ、右から1つ)
・我々はなぜここにいるのか:課題解決をやる理由は?、他の人がやるのではダメなのか?あなたたちは世の中にどんな価値を提供しますか?

SUNABACOのデザインコースの例

テクノロジーとデザインシンキングをやっているのはSUNABACOだけ。
なぜ私たちがやるのかを伝える

エレベーターピッチ

エレベーターでお金を動かす権限のある人と鉢合わせた。30秒が勝負。さあ、あなたの事業を伝えてお金を出してもらって。
え?でもそれはさあって言われたら負け。
緑のところは絶対変えない。意外と口に出せることも大事なので書けたら口にだす。

緑のところ以外は絶対に変えない
メルカリのエレベーターピッチ

美しいエレベーターピッチ。
基本的に世の中でうまくいっているエレベーターピッチは美しい。
反論の余地がなくシンプルな言葉でまとまっていて、そして差別化点が明確でそれら全てに筋が通っている。

あなたたちの作るものはなんですか?

やることやらないことリスト

実際ものつくりはこれもあったらいいなを言い出したらキリがない。これもあったらいいなを詰め込んでいくと普通になっていく。これもあったらいいよねを入れれば入れるほど凡庸で誰も使わずお金だけが消費された角のない何かが出来上がる。
自分たちの作るものはこれはやらないだろう。こういうこと普通やるけど、うちではこれはやらない
例)SUNABACOのデザインコースにはAdobeの使い方のマスターはやらないことリストへ。
マスターすることが根幹の価値ではないから。
みんなの75点(やらないこと)より誰かの120点(やること)

トレードオフ・スライダー

自分たちの価値観の優先順位は何か?を定める。

例)自分たちが作っている製品に欠陥がある。建築で不具合が見つかったなど

そこで何から順に捨てていく?
切羽詰まった時に、何は捨てていいか何は絶対捨てないかを明確にしておく
絶対的な正解はない。
何かを立てれば何かが立たず
どれが1番大事で2番目は?同じメモリは存在しない
優先順位をつけよう

卒業制作残り2日です。何もできてません。何をとり何を捨てますか?
機能は揃ってなくても提出する?寝食を忘れて頑張る?

ロールの設定

責任と権限を分割しよう〜ロールの設定〜
チームは最初から強制的に平等なチームワークを作る
【チーム全体としての責任が全員にある】
価値あるものを作る責任、期日までに作る責任、なるべく多くの人のユーザー体験を持つ


各々がある程度勝手に動くことも求められる。そうなった時、決める人がいないとだいぶ難しい。みんなでなんとなく話して3日間たったなんて場合じゃない(時間ないぞ)
チームで皆で持っている責任の最高責任者を役割ごとに決定しておく。

プロジェクトマネージャー(プロダクトマネージャーとは違うよ)
チームがチームとして駆動してプロジェクトが前に進むことに対して責任と権限を担う人。チームが誰も話さなくて空中分解するのはプロマネの責任。
ただし責任とともに権限が付与される。
チーム全員のミーティングを招集する権限、カンパ先生呼び出す権限など。
他のメンバーが口を出さない訳ではない。最終権限保持者。

プログラマ
発表日までに現物が仕上がることにチーム皆に責任がある。
誰か一人がもたないと決断ができない。
テクニカルな面で何を選ぶかや技術相談。
間に合うかどうかの最終決定者。

UXデザイナー
関わる人たちにとってより良いユーザー体験であることに責任と権限を担う人。
プロマネとプログマが責任を果たしても、関わる人達にとって使われないと意味ないしモノはできたけどじゃ意味ない。

プログラマとUXデザイナーは一緒でない方が今回の場合は理想

顧客(最も重要でチームの一員)
困りごとを持っている人
プロダクトマネージャー的役割。今回で言うと関わる人たちにとって有益であると言うことに対して厳しい判断を下す。
そんなのがあっても困ると言うことを決断する人。

しょうこから質問「大体5人チームですか?」
カンパ先生「8割かたは4人チーム。3人はすごいレア」

戦略キャンバス

シルクドゥソレイユ

シルクドゥソレイユ
サーカスの一種のミュージカル
普通のサーカスは価格競争で気軽に観てもらう戦い方。
普通のサーカス
他社より安く花形のパフォーマーを用意する

シルクドゥソレイユ
花形パフォーマー用意しない
ショーは1つ
館内販売しない
独自のテントをたててそこから世界観をつくる
など

代わりに価格はミュージカルかそれ以上にするよ

今までとは違う問題解決を行う
すでにあるものの再生産はNG

多くの人が価格競争やいかにものを安く作るかで戦っているのとは違う軸での戦いかたを用意する
NG:他社よりも同じアプちを安く作れる、他社よりも多少機能が多い
値段のつかない価値の生み出し方

他の既存のものとの戦い方と違うことを証明しないと戦いに参加する権利すら与えないからな。
それでなければいけない理由はなんだ?
だから圧倒的な価値が生まれるんだろ?


卒業制作について

1から3を満たしていないと制作に進むのは禁止。
本当の困りごと
見つけていること:ファクトがとれていること

車輪の再発明ではダメ
エレベーターピッチ、戦略キャンバスがレギュレーションを満たしているか

他の部署でチーム担当が困りごとを聞くことはできるけど、これやっても言えないのはNG

空想上でなく実際手を動かし2週間の間で導入、検証可能であること。

こういうのはできそうだと思ったはNG
ただ、手を加えることがプラスになるはイコールでなくていい。
チャレンジをして欲しい。
いかに効率よく失敗を重ねるか。

大きなことは必要でない。
発表して終わりじゃない。発表後も使えるものを。

我々はなぜここにいるのかが美しく書けることが重要となる。

DX人材育成講座12期受講中の同期note

今回はサイトごと貼ります!

SUNABACOサイト

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今日の日記

昼に作られたメンバー発表。私のところは3人。
愛媛県在住Sさん(造船業SE、23歳、男性)、熊本県八代在住Hさん(市役所勤務農業関係、私と同じ年)
昼にちょっとzoomで話す。
予定をなんとなく決めてってという感じ。
そう、そしたら11月23日15時すぎに1通の通知がSlackに。

カンパ先生
そうそして現れた赤いアイコン。あれ?赤いアイコン?
ふじこさんって覚えてますか?

そう、この動画作った方。
4人目のメンバー🍅!
DX人材育成講座9回目くらいから載せ始めてたふじこさん。

すごい綺麗な伏線回収が来て漫画みたい。

さあ、卒業制作スタートです。
次からは卒業制作編としてnote書いていきます。
私たちのチームは何がテーマとなるでしょうか?
医療?
造船?
区役所?
農家?
それとも・・・?
お楽しみに!

大切な時間を使って読んでいただけて本当に嬉しいです。

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