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主任看護師1年目の憂鬱と挑戦

去年の3月になる頃、看護部長から呼び出された。

「4月から主任をお願いね、院長も是非って言ってるわ」

窓から差し込む暖かい日差しが気持ちいいなと思っていたのに、部長は私に何を言ったのだろうか。

「え?私が主任ですか?え?なれます?」
そんなことを言ったような気がする。
去年の4月、私は主任になった。大学病院時代から役職になんか絶対につかない!と決意をして断り続けていた役職についた。
私は現場でこそ一番輝けるんです!推薦されるたびにそう答えていた。まあ、主任も現場にいるんだけどそれ以上何も言われなかった。
大学病院時代に主任に推薦してくれた師長が一番驚くかもしれない。

辞令交付式で
「主任に任命する」と書かれた紙が院長から渡された。頑張ってね!一緒にいい病院にしていこうね。の言葉と共に。

役職に興味があるひと、つきたい人に私はほとんど会ったことがない。責任ばかりが増えていっていいことなど一つもない。そんな意見ばかりで溢れてた。

じゃあなんでなったか?
役職は興味がないしやりたい気持ちは皆無だったけど。そのポジションがあることで今一緒に働いているスタッフや患者さんを守ることができるのかな。看護の充実が図れるなら頑張ってみようかな。そう思って主任になった。

まあ主任の器があるかと問われたら、正直私にはわからないし。まだまだだと同じ部署の師長は言うだろう。
ちなみに私が病棟のみんなに統一してもらってることは、主任と呼ばないこと。
主任さんと呼ばれても私は返事をしない(するけど)
基本は名字で呼んでもらってる。だって名前があるのに主任さんって呼ばれるのが好きじゃないからだ。

もちろん個人情報はすべて出さないし、書くことも基本は私のことだけどここから先は有料にする。
有料部分に書いてあるのはこんなこと。
・部長の求める成果が分からずずっとすれ違っていたのに、ある日こちらを向いてくれるようになった。
・残業が多い理由は看護記録で、その業務改善をしていったら実は違う問題が浮き彫りになった。
そもそも、〇〇万円売り上げが上がった!みたいな分かりやすい成果がない分、成果ってなんだ?と悩んだ。
そんなこと。さあ、ここからは有料。ひよっこ主任がピーチクパーチクしている姿にご興味ある方はどうぞ。

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