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いただきますとごちそうさま。⑫



私だけのために誰かが淹れてくれた一杯のコーヒー。
それって、すごく愛と思いやりに満ちた一杯だと思うんです。

コンビニのコーヒーもファミレスのコーヒーも美味しいけど、やっぱり誰かが淹れてくれたコーヒーって特別な味がする。

そして、そういう特別な時間を自分につくってあげるっていうのが本当に大事。
私が私に、「ちょっとゆっくりしようよ」って、肩を叩いてあげる。

今思い返すと、過食嘔吐がひどかった時、私はカフェっていう空間にあまり行ってなかったと思う。
「自分を労わってあげよう」なんて発想がなかったから。

「カフェなんか行ったって、どうせ出しちゃうだけだし」なんて思わないで、ちょっとコーヒー1杯だけでも飲みに行ってみて。
できれば、個人経営のカフェがいい。

心を込めて淹れてくれた1杯は、きっと心と身体を癒してくれるはず。

もし、家族や大事な人が食べることに悩んでいたら、カフェに誘うとか、難しかったら、おうちでも、特別なカップに美味しいコーヒーを淹れてあげるっていうのもすごくいいと思います。

「あなたは大切な存在なんだよ」っていうメッセージは、摂食障害の治療で、他のどんなことよりも1番効果がありますから。


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