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いただきますとごちそうさま。⑦


皆さん、しっかり休憩って取っていますか?

休憩って、忙しいとつい「無駄な時間だ」って、ないがしろにしがちですが、実はクリエイティブな場において、めちゃくちゃ、いや、むしろ実務以上に重要だと私は思うのです。

これは私なりの考察なんですが、この、各国にある「こびり文化」というのは、私たち人間が生活を営む上で、文化を発展させる上で、必要不可欠なものだったんじゃないかと思うんです。

今のように情報伝達の手段が発達していない時代、近しい者たちで様々な情報を共有し合うための時間は、きっとなくてはならないものだったでしょうし、農作業などのように、近隣の住民同士が協力し合わなければならないような仕事の、取り決めや打ち合わせをするためにも、こびりは大事な時間だったはずです。

現在は、人と人が直接コミュニケーションをとらなくても、必要な情報はやり取りできます。
けれど、それは決して、こびりが無くてもいいという話にはならないんです。

なぜなら、人と人とがリラックスした状態で会話をすることは、新たなアイデアが生まれることに繋がるからです。

現代では、例えば会社で、お茶やお菓子を囲んで会議をすることほぼないですよね。
だけど、そこにこそ、こびり精神が必要だと思うのです。

個人が、各々割り振られた作業をこなし、必要最低限の連絡をし合うだけなら、そこから新たな何かが生まれようがありません。

かつて、文化人や芸術家はカフェに集い、コーヒーやお菓子をお供に、仲間たちと語り合いました。
そうやって、どれだけのアイデアが生まれ、創造につながり、今日の世界に至っているのでしょうか?

世界に「こびり文化」がなければ、今の世の発展はあり得なかったとすら断言できます!

経営者の皆さん!
会議にはぜひ、こびりを!!

…暑苦しく、こびり論を語ってしまいました。すみません笑

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