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いただきますとごちそうさま。①

~摂食障害の私が見つけた、心を満たすご飯の食べ方~




『いただきますとごちそうさま。
 ~摂食障害の私が見つけた、心を満たすご飯の食べ方~』
第1話をお読みいただきありがとうございます。

この物語は、摂食障害と共に生き続けた15年もの経験から見えたこと、気づいたことをありのままに描いたものです。

「食べ物を入れて出す」という、なかなか人には理解してもらえない病気ですが、だからこそ、誰にも言えず、一人で悩んでいる人が多いのも事実かと思います。

私自身の現在の状況は、まだ完全ではありませんが、ほぼほぼ回復期にあります。
「過食嘔吐」したい衝動を無理矢理押さえつけている訳ではなく、そもそもの衝動が、かなり小さくなってきているイメージです。

「過食嘔吐」という手段に頼らないでも、平気になってきたのです。

普通に食べて、普通に満足してごちそうさまが言える。
そんな日が来るなんて、とても思えませんでした。

どんな状況の人も、過食嘔吐は必ず治ると私は信じています。
焦る必要はまったくありません。
だって、「やめられない」ということは、今はまだ過食嘔吐とという手段が、自分を保つために必要なんだから。

でも、いつか絶対に不要になる日が来る。

私は、本やブログなどを通して、同じ病で苦しむ沢山の仲間たちに助けられました。
実際に会ったことも、これから会うこともないかもしれない。
だけど、時間と場所を越えて、「私と同じように戦っている仲間たちがこの世界のどこかに居るんだ」って感じるだけで、今日一日を生き延びる勇気が湧いてきたのです。

私の発信も、そんな仲間たちのなかのひとつの声になれたら、と思い、この漫画を描きました。

摂食障害当事者の方、そして大切な人が摂食障害に悩んでいるという方。
この漫画が、そんな方々に届けばよいな、と思います。



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