癌について人の話を聞くことがまだ無理だと気付いた今日のこと
今日、届いていたメールをチェックしていた時のことです。
日本成人病予防会から
無料セミナーの案内が届いていました。
健康管理士を対象に実施されるとのことで詳細を確認したところ
”がんの最新情報”に関するものでした。
患った当事者
先の記事にも記載した通りわたしはがんを患ったことがあります。
なる前にできること、当事者になったときにできること
正しい知識をいろんな方に知ってほしいと思っています。
無駄に不安になることもないし、医療は日々進歩しています。
患った人の視点で必要なことを広く伝えていきたい
そう思っています。
ところが
この内容を見た時にわたしの胸はざわつきました。
自分ががんサバイバーだということは受け入れているつもりです。
かなり客観的に捉えることができるようになっていると思っていました。
それなのにざわざわする。
ざわざわの原因
きっと客観的に俯瞰するに至っていないのだと思います。
やはり他人事ではなくなった瞬間から恐怖というか不安はつきまとい
再発に対してもとても敏感になっています。
割り切れていると思っていたのに全く割り切れていなかった。
がんだけではなく
鬱に対してもわたしは割り切れていないし吹っ切れていません。
これも数年前自身がメンタルヘルスについて深く勉強しようと思った際に気づきました。
「まだ心が全くついていけない」
脳みそとココロは別物なのかもしれません。
自分の意欲とココロはイコールでないことが多いように思います。
自分の今の状態は別に悪いことでもなく事実です。
そして、人それぞれ物事の捉え方、感じ方、折り合いのつけ方は違います。
折り合いをつけるには
時間が必要だと感じます。
長くかかる人もいれば、短期間で済む人もいるかもしれない。
すぐに方法が見つかる人もいれば、なかなか方法を見いだせない人もいる。
痛みひとつとっても感じ方は個々それぞれ深さもそれぞれ。
大切なのは
今の自分が感じた感情をそのまま受け止めてあげることだと思います。
カラダもココロも痛手を負って
そのことをまだ痛いと思っている自分がいる。
まだそんなこと引きずっているの? とか 割り切ったはずなのに!
などと自分の状態をネガティブに捉えるのではなく、
そのこと自体を在りのまま受け止める。
それができるようになったときに
次のステップに進めるんじゃないかな?
今回のセミナー
わたしは受講したいと思っています。
昼間、一瞬ざわついたココロも何時間か経って一周して落ち着きました。
落ち着いたけど、ざわざわはさわさわになった程度。
でも、頑張って前に進む!というのはやりたくないので、
自分が無理せずに受けることができると思ったから決心しました。
また、今後いろいろな形で様々な情報もお伝えできればと思っています。
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