娘、復活?ー低空飛行から浮上?
1 長かった久しぶりに低空飛行
娘はいま6年生。1年生の5月末から不登校。最近は、自分のペースで行ったり行かなかったり。それでいいと思っている親とそれを寛容に見守ってくれる友だちや学校。
学校に行かなくても、塾へは行ったり、友だちと遊んだり、自分の好きなことに没頭する娘が元気なときの娘。そういう時間が増えてきている。
ところがー。
GW前くらいから低空飛行がはじまった。学校に行けない、塾も行けない、友だちとも遊ばない、食欲がない!(あんなに食べていたのに!)
もう大抵のことは、どんとこい!ではあるが、「ながいな、今回の低空飛行」「食欲ないって病気かな」とハラハラハラハラ。
でも、娘は低空飛行から自ら浮上する訓練を嫌というほどしてきた。絶対に自分で浮上する。じっと待とう。と夫婦で話し合い。
でも、なかなか浮上せんなぁ
2 GWおわった。いつもこのタイミングで低空飛行で学校に行かなくなるのよねぇ。
さて、連休明けて。
娘は学校に行こうと起きてきたが、私がつい小言を言ってしまい、「わかってる!」と部屋に閉じこもってしまった。しまったなぁ。やっちまったなぁ。反省。
翌日、娘は5時間目から登校。運動会の練習には行かなくちゃと思ったらしい。でもなかなか目は覚めても体が起きてこない。学校に行きたいけど、行けないよーとSOSが届く。
「そのうち、体が起きるから、起きたら行けばいいんじゃない?」
と今度は小言ではなく、「あなたはいつも、ちゃんと自分で浮上してきたでしょ」とメッセージを送ると、お昼頃、よいこらしょっと自分で起きてきて、登校。
で、さ。登校しちゃえば、楽しく帰ってくるんだよねぇ。
3 娘さん、なかなかやるなぁ
娘のクラスには不登校気味で苦しい時期を過ごしてきたこどもが私が知る限り娘をいれて3人いる。一人は娘と「別室ルーム」で去年は過ごし、意気投合して、二人で上昇してきた。もう一人の子は1年生の時、隣のクラスで教室に入れずに苦労していたお子さんである。
隣のクラスで苦労していたお子さんと娘は接点がない。ないけど、アンテナが高い娘は気にしていた。いっとき学校にきていたのだけど、「最近学校きてないんだよ」と教えてくれたりしていた。
親同士は一年生の時、励まし合いながらぐちぐち言いながら頑張っていた時期があり接点はあるが、2年生になって、その子は学校に登校していた様子だったので、親同士も接点が自然となくなっていた。
「別室ルーム」の親の会(任意)に行ったら、そのお母さんがいた!よかった。気にしていたんだよーと接点がもてた。
で、その話を学校にしておいたら、同じクラスになったのである。
娘はその子のことも気にしていたが、「なんて話しかけていいかわからない」と悩んでいた(まじいいやつ!)。
「おしゃべり苦手だっていってたし、ゆっくりでいいんじゃない?あなたもの作るの得意だからキーホルダーとかプレゼントしてみたら?」とか話してみた。
でも、娘は低空飛行。
久しぶりに学校いけたよーとそのお子さんのお母さんに私が連絡すると、なんと「娘からきいたよー。あとプレゼントもらったって喜んで帰ってきたよー、ありがとうねー」という返事がきた。
あら、やるやん。娘。
そして、学校では自分を表せないで苦しんでいるそのお子さんが家ではそんなに嬉しそうに娘が学校にきたことを喜んでくれているのを知り、とっても心が暖かくなった。
どんなドラマが待っているのか。ワクワクするけど、卒業式はやっぱりないちゃうよねぇ。
4 低空飛行から浮上した娘は
学校に登校し運動会の練習もし、友だちと会ってきちゃえば、ますます浮上。意外と単純なところもある娘。
運動会の練習を家で友だちとしたり、友だちと遊んだり、きゃっきゃ騒ぐ声がでてくるようになった。
ただ、今日は日曜日。明日はまたやや低空飛行するだろうなぁ。
でも、運動会の練習は楽しかった様子なので、運動会まではなんとかいくのではないだろうか。どっちでもいいが。
娘がいくと、娘は人を巻き込む力がなぜかあるので、みんなも楽しいんだと思う。
そんな娘が学校に行けないって、もったいないよなぁ、学校にとって。
低空飛行したり、浮上したりを繰り返しながら、またなにかどこかで「飛躍」するんだろうなぁ。今年はどこで「飛躍」するんだろう。
苦しんだ低学年。少しでも娘にとってその経験が糧になるような小学校ゴールであるといいなぁ。
といはいっても中学校はまた1からになるけど。なんとかなるさーきっと。