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車椅子夫🧑🦼の日課〜嫁と一緒に夕飯🍽️を作る
もともと車椅子夫🧑🦼はキッチンに立たなかったです。
それにはいろいろな理由が。。。
そもそも、第一、車椅子ユーザーにはキッチンが狭かったり、ガスの元栓に手が届かなかったり、物理的な制約も多かったのです。
しかし、それ以上に、洋食屋の息子に生まれた彼は、幼少期から、鍋振りなど英才教育を受けてきました。それは、きっと、足が不自由でも、実家の洋食屋を継げば、息子が独り立ちできるのではという親の愛情もあったのだろうとも思うのです。
しかし、その過剰な期待のあまり、コックになることは投げ出してしまいました。
私たちの食事について言えば、もともとは、私がごはんを作っていたのですが、ホットプレートを購入したのをかわきりに、たこ焼き、もんじゃ、パンケーキなどをふたりで作るようになりました。それも、当初、下ごしらえは、私が済ませていたのだが、徐々にダイニングテーブルに包丁と食材を持っていき、彼の担当分が増えていきました。ちなみに、右手が少々麻痺気味ですが、彼は左利きですので、私は怪我がないように見守っていました。
次に、コンロの前に折りたたみ椅子を用意し、フライパン料理🍳にも挑戦し始めました。
「俺の家庭の味、ペペロンチーノ🍝を食べさせたい」
Barillaパスタを買い、ニンニク、鷹の爪などもいっしょに調達しました。
私が、コンロのガス栓を開け、彼は、目を輝かせながら、中華鍋を回し始めました。ついに、嫁と自分の分を作り切ったのでした。もちろん、味は格別でした。
今は、子供の時、お母さんと一緒にしたかったことを部分的にやり直してる気がすると。子供の頃の淡い思い出、車椅子生活の苦悩を一緒に乗り切りたいものです🎯
でも、これは、車椅子夫👨🦽がいろいろなことを克服しただけではなく、躁鬱病🤪を患う私にとっても、ふたりで家事を分担しあって生きていけるんだという指針になる出来事だと思いました。
これからも、よろしくね。