ティンカーベルのおかげでサブ4達成した話
サブ4達成✨
3時間58分37秒(グロスタイム)
マラソン3回目で、ようやくサブ4達成
「楽しく走る」をモットーに、過去2回のマラソンではタイムは意識せず。しかし、4時間の壁が手に届くところに見えてくると、人間、欲が出てくるもの
今回は、意識してのレースに臨んでみた
何かと戦っていたレースの様子
レース前半
前半少し抑え目に、後半余裕があったら上げていくマラソン界でいう“ネガティブスプリット”戦略でスタート
ちなみにサブ4は、
1km5分40秒
をキープすると計算上達成できる
スタートは、混雑もあり
1km6分くらい
2km以降は
1km5分50秒を刻む
途中ペースを上げられそうだが
後半を考え、やや押さえ気味で
当日は3月の曇り日
スタート時9:30の気温9度
12時に14度、湿度68%
風も1m程度とほぼなかったので、走りやすいコンディション
昨年は、雨の気温12度、風5mだったので
今年は天国のよう
ペース飛ばせてしまう
でも、後半を考え
押さえる。押さえる。押さえる
前半は後半のために、どんだけ抜かれても、温存の時間
あとで見てろよ
抜かれたランナーの背中を見ながら心に誓う
25km過ぎから
走り始めて2時間が過ぎ
25km過ぎて、こっから上げて行くぞ!とギアチェンジ
さあきた!
ペースは1km5分30秒くらいに
よっしゃよっしゃー
どんどん落ちてくるランナーを追い越すモードに
しかし、ほどなくして気づいた
意外と前半の貯金が少ない
むしろ、全く貯めていない
このペースだと数字に弱く走りながらのザックリな計算でも
サブ4間に合わないではないか!
そりゃそうだ
1km5分40秒で走ったらサブ4達成できるのに
1km5分50秒(さらに最初は6分)
で走ってきたのだもの
そういや、チームメイトで
共にサブ4目指し途中まで一緒に走っていた几帳面なザッキーさんが
5kmごとに言っていたことを思い出す
「このペースだと、後半〜〜/kmに上げればサブ4達成ですね」と
ちゃんと聴いてなかった・・・
こういうことだったのか・・・
5分40秒とか、50秒とかで走ってたら
達成できるものだと思っていたサブ4
そんな簡単なものじゃなかったと気づく
これ、このまま行くと、4時間超えてしまう。。。
サブ4達成のための確実な方法
どうするか
計算しても、紙や計算機がないと正確な数字はわからん
しかも、それだけでなく
佐倉マラソンのサブ4で怖いのは
後半の落ちだけでなく
佐倉名物
ゴール前の500mくらいの急坂なのだ
小出監督が愛したわけだ
その坂でどのくらいペースが落ちるのか
マラソン3回目の素人ランナーには全く読めない
そこでひらめく
ひとまず、4時間のペーサーに追いつきゃいい!
そしたら必ずサブ4で帰って来れるはず
この直前の東京マラソンでは
ペーサー問題では色々議論があったがサブ4レベルなら大丈夫であろう
と、決意し
この時点で目視800mくらい前にいるペーサー2人を目指す
頭に風船を付けて目立つようにしてくれてるのがありがたい
時々
単に黄色い帽子のランナーもいるので
騙されないか
何度も見た
視力の良さが今日は活きた
800m先のペーサーを目指せ
そこから、今の体力限界と、残りの距離を考え
上げられるのは
1km5分20秒
気持ちとの戦い
気持ち切れたら止まってしまう
5分40秒で30km走る練習はした
しかし、5分20秒での30km以降は
未知の世界
5分40秒の30km走も
25キロ過ぎて足が止まるを経験している
大丈夫か
ダメかもしれん
弱気が顔をだす
とそこへ
突如、黄色い背中の妖精おじさん現る
ティンカーベルのごとく、「付いてこい」と
5分20秒
で淡々と走る妖精おじさん
おじさんにただただ付いていく
気持ちを切らさない
どんなレースでも淡々と追いかける
リディア・シモンの如く
途中、離れそうになると
手で「来い来い」と合図してくれるティンカーベル
ワタシが着いて行ってたのを
知っていたのかもしれない
そして
1時間くらい妖精の背中を追ったであろうか
このティンカーベルのおかげで
40km時点でペーサーに追いつくことができた
その頃には、200人くらいの大所帯だったペーサーの周りは
5-6人になっていた
みんなどこに行ったんだ
でも、追いついたことで
ペーサーのペース
1km5分35秒に少し下方修正
「このペースならキロ5分50秒でもサブ4達成できます」
「ここから先は何も考えないでただただ着いてきて」
と知りたかった情報と
心の安定を図ってくれる
頭に風船をつけたペーサーの2人
最後の坂が恐かったけど
これで大丈夫なんですね!!!!
心配症遺伝子が強い日本人のココロを
安堵させてくれました
あの時の
「このペースならキロ5分50秒でもサブ4達成できます」
は、人生の格言であった
あの時聴いた声のトーン、絶対に忘れない
そして
何を考えたか、そんな優しいふたりを
抜いてみたりするワタシ
余裕もないのに
限界なのに
火事場の馬鹿力なのか
あの判断は謎である
そして
小出監督の愛した
最後の坂も
歯を食いしばって登り
4時間以内にギリゴール
サブ4達成!!!!!
ネットタイム 3時間58分37秒
グロスタイム 3時間59分49秒
初めて使った追いかけ算
改めて計算してみると
ペーサー:5分35秒/km
私:5分20秒/km
で走っていたので
「み・は・じ」で計算すると、1時間で500m詰められる
なので、追いかけ始めて1時間半で追いついたので、800m離れてたという体感は合ってそう
初めて
Aさんは1km5分35秒
Bさんは1km5分20秒
で走っています
BさんがAさんに追いつくのは何分後でしょう
の計算をリアルに感じた
こんな計算、することないと思っていたけれど
レースを終えて
とにかく、長い42.195km
ティンカーベルおじさんは、40km超えても4分20のペースを崩さず、先に行ってしまった。ゴール後、お礼を伝えようと思ったが、背中しか見ていなかったので、どの方が私のティンカーベルか、判別つかず、結局声かけられなかった
いや、本当は、いなかったのかもしれない
森の妖精が、一緒に走ってくれたのかもと、少し思っている
何度走っても、マラソンは応援がチカラになる。途中で応援してくださった皆さま、ほんと、ありがとうございました
控えめにいって、元気もらいました
しばらく、マラソンはいいや
もう走らないだろうな
ゴール後、そう心に誓ったワタシでしたが
サブ4達成を各所に伝えたところ、「サブ4すごい」と言われ続け
マラソン本気でやってる人にとっては
入口にすぎないのは重々存じているものの
まんざらでもなくなり
次のサブ4を狙うレースに向けて
トレーニングを再開したのは
言うまでもなく、ワタシでした
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