努力クラブ『涼しい。』

・冒頭の主人公と友達について
家出や旅立ちの経験と関係なく、自分はどちらの立場にもなったことがあるように感じました。
とても美しいシーンなのに、きっと二人は幸せになれないんやろうなーという予感がしました(アフタートークで話されていた「運が悪い」というテーマに、とても納得がいきました)
でも、二人の会話を聞きながら、人生は幸せを追うことだけでは形作れないんやな、とも考えていました。 ジーン・セバーグの名言、"Money doesn't buy happiness. But happiness isn't everything." (お金で幸せは買えない。でも幸せが全てではない)を思い出しました。

・モノローグなら饒舌になれるのに、いざ先輩に会うと大して話せないところや、見ず知らずの同世代との会話が徐々に始まる様子、びびりながらも新しいことを求めてしまう行動なども、強く共感してしまいました。 

・先輩の彼氏は、初対面の男性(コンパとか)って全員これくらい気持ち悪かったな、 と思い出すくらい、適度に気持ち悪かったです。

・前半の最後がものすごく怖かったので、後半の早い段階で武器屋に会えてほっとしました。

・最後はどきどきしましたが、ミステリー作品で定型として人が死ぬように、ナイフあるならまあ、そうなるやろ、とも思えました。

・デヴィッド・リンチのくだりを含めて、腑に落ちることの多いアフタートークでした。

(UrBANGUILD、2020年1月28日20時)

おしまい

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