全国小規模保育協議会:実践本チャプター

2021年4月に誕生した実践本チャプター!全国に拡がる小規模保育の実践例にフォーカスし、小規模ならではの視点や動機、背景を随時発信していくチャプターです!ぜひ小規模保育の丁寧な事例や良さを感じてみませんか?

全国小規模保育協議会:実践本チャプター

2021年4月に誕生した実践本チャプター!全国に拡がる小規模保育の実践例にフォーカスし、小規模ならではの視点や動機、背景を随時発信していくチャプターです!ぜひ小規模保育の丁寧な事例や良さを感じてみませんか?

最近の記事

「おとあそび」から、言葉になる前の表現と響き合いを引き出す──写真で知ろう!小規模保育【遊び】

乳幼児保育の価値を掘り下げ、保育士自身が認識していく機会の一つとして、9年前から取り組む「おとあそび」のプログラム。月毎に変化していく子どもの姿から、言葉が生まれようとする時期の子どもの育ち、一人ひとりの表現を大切にしていく重要さを学んできました。 <おひさま保育室/東京都東久留米市> ■ ねらいと配慮 2012年、家庭福祉員制度(東京都)のもと定員10名でスタートしたおひさま保育室。2015年には12名の小規模保育園として認可を受けましたが、当時はまだ乳幼児に特化した

    • 園とまちの出会いを広げる「地域活動」──写真で知ろう!小規模保育【園運営】

      園の移転を機に、地元のお祭りに参加したりイベントに出店したりと、地域活動により力を入れるようになりました。地域の方々や在園児・卒園児の家庭と関わる貴重な機会として、保育士のモチベーションにも大きな影響を与えています。 <京都ランド園/京都府京都市> ■ ねらいと配慮 「京都ランド園」は、京都・二条城の東側で2002年から運営される認可外施設「関西ランド園」に併設される形で、2015年にできた園です。 2019年には企業主導型保育所「二条ランド園」(定員12名)の設立に

      • 日常生活をストーリーに変える「リズム遊び」活動──写真で知ろう!小規模保育【遊び】

        子どもと共に楽しむリズム遊びとしてスタートし、「お散歩」「お昼寝」など日常生活のシーンを組み込む、一つのストーリーとして形になったリズム遊び活動。毎回子どもたちの反応を見てディティールを変えていく工夫が、0〜2歳児の表現の幅を広げることにつながっています。 <もりのこ第一・第二保育園/東京都町田市> ■ ねらいと配慮 6年目を迎えた当園では、リズム遊びを学んできた保育士の経験を生かし、開設当初からリズム遊びに取り組んできました。慣れない職員もいたため、まずは子どものいな

        • 毎月の「といろく」で深める、保護者とのパートナーシップと“十人十色”の子ども理解──写真で知ろう!小規模保育【園運営】

          月に一度、子どもの成長を写真と言葉で振り返る「といろく」。保育士と保護者の交換日記のようなこのツールが、子どもを共に育てていこうとする保護者のまなざしや、一人ひとりの子どもをより深く見ようとする保育士の姿勢にもつながっています。 <といろきっずたまプラーザ保育園/神奈川県横浜市> ■ ねらいと配慮 『子ども十人十色、十人十育。』を掲げる、といろきっずグループ。子ども一人ひとりの気持ちや個性が大事される社会を目指すなかで、保育士と保護者が子どもたちを真ん中にして、「共に」

          「保育園こども食堂」事業への挑戦(事例2)──写真で知ろう!小規模保育【チャレンジ編】

          保育施設がこども食堂の拠点となったり、宅食やフードパントリーを行ったりすることで、孤独や困難を抱える家庭と保育者がつながり、さまざまな相談や支援に結びつくことが期待される『保育園×食支援』事業。こども家庭庁の助成のもと、2023年7月から2024年1月まで、全国で試験的な取り組みが行われました。 【保育園事業者向け】保育園こども食堂等を起点とした食支援事業実施団体向け助成事業ご説明資料 今回は、認可小規模保育施設アクシアキッズ園(愛知県名古屋市)を運営する、一般社団法人ア

          「保育園こども食堂」事業への挑戦(事例2)──写真で知ろう!小規模保育【チャレンジ編】

          「保育園こども食堂」事業への挑戦(事例1)──写真で知ろう!小規模保育【チャレンジ編】

          2023年7月から2024年1月まで、こども家庭庁の助成のもと全国で行われた『保育園×食支援』。保育施設がこども食堂の拠点となったり、宅食やフードパントリーを行ったりすることで、孤独や困難を抱える家庭と保育者がつながり、さまざまな相談に応じたり必要な支援につなげたりすることが期待されています。 【保育園事業者向け】保育園こども食堂等を起点とした食支援事業実施団体向け助成事業ご説明資料 近年、保育園を「地域にひらく」重要性も指摘されているなかで、一つの可能性を示したともいえ

          「保育園こども食堂」事業への挑戦(事例1)──写真で知ろう!小規模保育【チャレンジ編】

          一人ひとりの“違い”が見えてくる、子どもと大人の「感情カード」──写真で知ろう!小規模保育【園運営】

          毎朝、その日の気持ちをどれか1枚選ぶ「感情カード」。子どもも大人も一人ひとり違う思いを持って生きている、ということが日々見えてくるなかで、お互いを尊重しあえる園の風土が育まれてきたように感じます。 <おうち保育園門前仲町/東京都江東区> ■ ねらいと配慮 おうち保育園では、一人ひとりの思いが大事にされることを、日々の保育でとても重視しています。子どもたちが「これをしたい」と表してくれたことを起点に、「じゃあ今日はこういう活動にしよう」と保育を組み立ていくこともあれば、保

          一人ひとりの“違い”が見えてくる、子どもと大人の「感情カード」──写真で知ろう!小規模保育【園運営】

          親子から保育士まで、地域の拠り所を増やす「カフェ」併設——写真で知ろう!小規模保育【園運営】

          小規模保育園の隣が空いたことを機に、一時預かり事業とあわせてスタートさせた「カフェ」の運営。店舗と保育園の両方で勤務するスタッフの存在もあり、在園児家庭や地域の親子にとっても、そして他の保育士にとっても、新たな心の拠り所となりつつあります。 <ちいさなこどもえん/宮城県仙台市> ■ ねらいと配慮 当法人では、10を超える認可園や小規模保育園を運営しています。その中で、園とはまた別の場所に、在園児の親子が気軽に立ち寄って話したり、未就園のご家庭がちょっとした相談をできたり

          親子から保育士まで、地域の拠り所を増やす「カフェ」併設——写真で知ろう!小規模保育【園運営】

          「四季や自然、食べる、生きる」をつなげる植育&食育活動──写真で知ろう!小規模保育【食育】

          園の入口すぐ外にある、3メートル四方の畑は、どこに出かけるときも真横を通る場所。ここで野菜を育て、食につなげていくことが、子どもたちの興味や、保護者との日々のコミュニケーションに大きな影響を与えています。 <木太にこにこ保育園/香川県高松市> ■ ねらいと配慮 『「四季や自然、食べる、生きる」がつながる保育園』をコンセプトにした木太にこにこ保育園には、園舎横の大きな庭に加えて、玄関のすぐ前に約3メートル×3メートルの畑が備わっています。 春にはキュウリやオクラなど夏野

          「四季や自然、食べる、生きる」をつなげる植育&食育活動──写真で知ろう!小規模保育【食育】

          園と家庭と、共に子どもを育てるための「父親保育参観」──写真で知ろう!小規模保育【保護者支援】

          母親だけ、父親だけ、あるいは保育園だけが子育てするのではなく、みんなで子どもたちを支えていく社会にしたい。忙しい共働きの家庭に、あえて「保育者として参観してみませんか?」と声をかけるなかで、関わりに確かな変化が生まれはじめています。2023年度は、主に男性の保護者に声をかけながら実践を重ねました。 <ハンニシゆとり保育園/兵庫県西宮市> ■ ねらいと配慮 2歳児までの子育て家庭と日々関わるなかで、乳幼児を抱えながら働いていく大変さを毎日のように感じてきました。園としては

          園と家庭と、共に子どもを育てるための「父親保育参観」──写真で知ろう!小規模保育【保護者支援】

          園文化を受け継いだ「児童発達支援&放課後等デイサービス」への新展開──写真で知ろう!小規模保育【園運営】

          小規模保育園から、障害のある子どものための、新しい拠点へ展開した当施設。一人ひとりの発達に合わせた細やかな関わりを行うなかで、幼児期から就学期までの、多様な子どもや保護者に頼ってもらえる場所を目指しています。 <ちゃいるどらんどさぽーとくらぶ/宮城県仙台市> ■ ねらいと配慮 法人内の施設の再編に伴い、2022年度まで小規模保育園だった場所を、2023年春から「児童発達支援事業所」(障害のある未就学の子どもを対象とした発達支援施設)および​​「保育所等訪問支援事業所」と

          園文化を受け継いだ「児童発達支援&放課後等デイサービス」への新展開──写真で知ろう!小規模保育【園運営】

          「つながり」をテーマに広げる、お弁当販売×フードパントリー──写真で知ろう!小規模保育【保護者支援】

          月2回のお弁当の配布とフードパントリーを行っている『こどもの杜きっちんyum yum(やむやむ)』。「つながり」を大きなテーマに据え、園と保護者、卒園児家庭、地域の子育て家庭や事業者などを結ぶプロジェクトへと育ってきています。 <こどもの杜保育園 すくすく/京都府京都市> ■ ねらいと配慮 3園ある「こどもの杜」グループの小規模保育園では、設立時から食育に力を注いでいます。体にいい、安全な食材を使うことはもちろん、味つけに徹底してこだわった給食は、自治体からも献立につい

          「つながり」をテーマに広げる、お弁当販売×フードパントリー──写真で知ろう!小規模保育【保護者支援】

          半数の「外国籍」の子どもたちにも、家庭ごとの寄り添いを──写真で知ろう!小規模保育【保護者支援】

          例年、在園児のおよそ半数が外国籍の子どもとなる当園では、日本語がわからない保護者を想定して、入園前から丁寧なヒアリングを行ってきました。不安な「異国での子育て」に対し、密で安心感のある関係性をつくれる点で、小規模保育園が果たせる役割の大きさを感じています。 <キャリー保育園にしおおじま/東京都江東区> ■ ねらいと配慮 もともと家庭的保育事業の一環として団地の一角でスタートした当園は、土地柄もあって、当初から外国籍の家庭の利用が多い施設でした。2015年の小規模保育園化

          半数の「外国籍」の子どもたちにも、家庭ごとの寄り添いを──写真で知ろう!小規模保育【保護者支援】

          お弁当×フードチケットの配布で、地域を巻き込む新しい「子ども食堂」を──写真で知ろう!小規模保育【保護者支援】

          地域の拠点として、在園児に限らず、広く子どもたちや家庭を応援したい。そんな思いで始まった『フェアリー子ども食堂』では、乳幼児のいる世帯が参加しやすいよう、園でつくったお弁当を配る「テイクアウト」型事業を展開。地域の店舗からも支援を募ることで、より“みんなでみんなを支え合う”仕組みを目指しています。 <フェアリールーム天六園/大阪府大阪市> ■ ねらいと配慮 そこで園が運営主体となり、在園児の保護者に「気軽に来てください」と働きかけていくことから、より多様な人々が参加でき

          お弁当×フードチケットの配布で、地域を巻き込む新しい「子ども食堂」を──写真で知ろう!小規模保育【保護者支援】

          “普段の姿”から、祖父母と子どもの新しい関係を引き出す「公開保育」──写真で知ろう!小規模保育【保護者支援】

          子ども一人ひとりの思いに寄り添った関わりを、言葉だけではなく、その目で見てほしい。そんな思いで力を入れていた「公開保育」。今回は敬老の日にあわせ、祖父母とだけの時間をつくることで、子どもの新たな側面が見えてきました。 <さくらんぼKIDS/京都府京都市> ■ ねらいと配慮 当園では、園の保育への理解や発信のために、いま積極的に公開保育を行っています。今回は特に、コロナ禍で園と関わっていただく機会の減った「祖父母」を対象として、子どもたちと遊ぶ時間をつくる企画を立てました

          “普段の姿”から、祖父母と子どもの新しい関係を引き出す「公開保育」──写真で知ろう!小規模保育【保護者支援】

          畑を使った食育から、1・2歳児の「バス遠足」へ──写真で知ろう!小規模保育【食育】

          子どもに“素材の味”を楽しんでもらいながら、保護者に料理への興味を持つきっかけを届けるため、10年前から取り組んできた野菜栽培。サツマイモの収穫では、一昨年から、郊外の畑までバスで出かける「イモ掘り遠足」も行っています。 <ほしの子愛児園/愛知県名古屋市> ■ ねらいと配慮 2011年に認可外保育園としてスタートした当園。開園して間もなく、畑を借りて季節ごとに、無農薬野菜を育てるようになりました。2015年に認可の小規模保育園になって以降も継続しており、現在は郊外に60

          畑を使った食育から、1・2歳児の「バス遠足」へ──写真で知ろう!小規模保育【食育】