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【布の巡礼】 精神を広げ、広い世界に住もう

こんにちは。芸術家の祥敬です。

現在、アートプロジェクト「fuwatari」を形にすべく動いています。

fuwatari は世界中で頂いた布を素材に大きな一枚布をつくり、世界中で展示していく活動です。最終的にはパフォーマンスや儀式をおこないながら、一枚布を解体し、世界中の方々に布の一部を受け取ってもらいます。至る所で贈与の波を引き起こせたらと思っています。

現在、プロジェクトを紹介したり相談しながら、協力して下さる方々を求めて全国を巡礼中です。(#布の巡礼)

さて、熊本の予定が済んだ後、佐賀に移動したわけですが、なんとも思い通りにいかない夜を過ごしました。ネタが増えて何よりでした。

ネットカフェで起床後、まずはストレッチ。部屋が狭いとストレッチするのも大変ですね。いつもよりも身体が固くなっているのを感じました。移動しながら生活する時には、同じ場所にいる時よりも圧倒的に習慣が崩れやすいので意識的に身体をほぐしていきたいところです。

一方で、ひとつのアトリエに滞在している時には、そのアトリエを中心とした発想で物事を考えることが増えますが、今は動的に動いていて、精神内で居住空間をグッと広げて発想しているので、そういう意味ではのびのびとしています。fuwatari は世界を回遊しながら創作、展示していく流れですので、今、日本でのふるまいは fuwatari の世界における日本編です。発想をひたすらに広げて、それでいて目の前のことを丹念にやっていくというふうにしたいです。

昼、オンラインでのお仕事を済ませました。2時間強のワークショップがオンラインのサポートが2本。これはお金に変換する労働です。しっかりwifiを確保していかなくてはいけないお仕事なので、移動の仕方には気を遣います。今回は無事wifiが確保できていたので、オッケーでしたが、全く予定が無く、wifiが届くか否かに関わらずダイナミックに動くことができる時間を少しずつ増やしていこうと思います。

夜はお寺に宿泊です。お寺といっても、いわゆる実家が付属したお寺です。親と連絡を取ることができたので、今日はネットカフェではなく、屋根・壁・床を確保することができました。

実家付近の夕暮れの景色
夕暮れの景色、その2

過去3年ほどで佐賀では泊まってOK!という場所がそれほど多くない土地ですので、急に泊まるところがない時にはどうしようもありません。

私のアプローチでは、いわゆるサービスに依存する「宿 / ホテルに宿泊すること」は少なめですので、各地に想いを共有できる人たちがいるか否か、信頼できる間柄がその土地その土地で生まれているかが鍵です。これも一瞬にして成り立つものではないですし、急がずにやっていこうと思います。

そう考えると、fuwatari の世界展開も、各地に拠点として使わせてもらえるスペースの余白を見つけていくことやその土地で仲良くしていきたい方々と出会うということが何より大事で、少しずつそういう関係を増やしていけたらいいのかなと思いました。

今日は実家に泊まりですが、家の概念を拡張し、世界中に家がポコポコ生まれてくるような、そういう精神の開き方で引き続き模索していきます。

頂いたサポートは、生活と創作(本執筆)のために、ありがたく使わせて頂きます!