見出し画像

好奇心とノリを全開に生きる。福岡・小郡のWakuwaku VillagEに遊びに行ってきました。

朝の時点でスケジュールを確認した。Googleカレンダーには一つだけ予定が書いてあり、それはオンラインの仕事の予定だった。12時半から14時45分という区切りで、余白だらけのスケジュールに色つきのバーを映し出していた。

もう一つ予定がある。先日アフリカをテーマにしたイベントで会った方がやっている村(お店)に遊びに行くことだ。こちらの方はカレンダーには書いていない。この訪問を考え始めたのは1週間くらい前のことで考え始めた時に「近日中に行きます」とだけ伝えておいた。その時点ではどの日になるのか決まっていない。方針はあり、可能性が生まれ、予定化されていない間だけがあった。

昨日、「明日にしよう」と思った。夜遅くに連絡をすると、1時間ほどして「楽しみにしてます!」と連絡が帰ってきた。「16時台になると
思います」と返信し、その日は眠りについた。

滞在先を出発し、佐賀駅から鳥栖駅に移動した。オンラインの予定のためにまずwifiが安定した所を探した。幸いTSUTAYAのwifiの使い勝手が良さそうで、併設しているスタバに"仕事場"を設えた。オンラインの予定をこなしながら、画面の背後で地下足袋を修繕する。熊本を出発した時には地下足袋も壊れる予定では無かったのだけど、修繕の仕方がまずいからか、高頻度で壊れるようになった。トラベルの語源はトラブルというのはうまく言ったものだね。

オンラインの予定が終わってから小郡に移動した。小郡という場所には行ったことがなかった。訪ねた先は、Azusaさんという方がやってらっしゃる Wakuwaku villagE という場所だ。Azusaさんに会うのは今回で2回目で、こちらの場所には来たことがない。階段を登ると、その場所があった。

「わーお久しぶりです!」という他愛もない会話から始まり、あっという間の2時間ほど。

Azusaさんはとにかく"人が好き"らしく、その様子が一瞬で伝わってきた。

Azusaさんのことを何も知らなかったので、どういう背景で"今ここにいるのか"聞いてみた。それでわかったのが、好奇心とノリで生きてきたことだった。

彼女は高校卒業以前から海外で働きたいという想いがあったようで、その手段として農業がピンときたらしい。

静岡県浜松市の専門学校にて、発展途上国の国際開発の農業の勉強を行い、

卒業後、ワーキングホリデーでオーストラリアで英語の勉強。
卒業後、ヒッピーの聖地と言われているバイロンベイで働き、

帰国後、公益財団法人オイスカに就職。

10ヵ国以上の海外研修生と生活を共にしながら、生活指導や日本語指導。

もっと現地に行ってローカルの人たちと過ごしたい!という思いを持って2年で退職。

退職して10日後に個人でフィジーへ。
4ヶ月、小さな村でフィジー人と生活。

その後、東京で2週間滞在。
「あなたに紹介したい人に出会った!」と知り合いから連絡がきて福岡に帰り、ルワンダと日本をアフリカ布のキテンゲで繋ぐ活動をしている方と出会う。

数日後、その方から「ルワンダ側でインターンシップ募集始めてるよ!」と連絡がきて、さらにマレーシア滞在中にルワンダ側の方から直接電話がかかってきて、2週間後にルワンダ行きを決意。

半年間、インターンシップを経験。

**

という面白いエピソードがてんこ盛りでした。

その後、コロナ禍になり、ルワンダに行くことができない状態になった後、個人事業として開業。

その後の流れで生まれたのが今回尋ねた Wakuwaku villagE なのだそう。

本人は「ノリで行ってしまった」と話すのだけど、こうなったらいいなというイメージとその場の即興的な流れ、ワクワクする身体の感覚を総動員で生きている人なのだなーと思った。

3年前に彼女が書いた文章をNoteで見つけたので、ここに引用したい。

初めて海外に惹かれたのは14年前に訪れたヤップ島。
南スーダンで撮影されたハゲワシと少女という写真を見て、ただただシンプルに「日本みたいに食べ物がたくさんある国や生活に困らないぐらいのお金を持っている人が1日100円でも分けたらいいんじゃない?」と思ったのは13歳の時。
それから、あれこれ色んな形で海外に関わってきましたが、ずーーっとぶれない夢があります。
それは、いつか世界がみーんな安心してわくわくしながら生きられる世界になること。
私が生きている間に叶えられる夢ではないかもしれないし、世界をまるっと変えることはできないかもしれない。だけど、この地球上で今の時代を生きていることに意味を感じるし、無視したくないから行動します。
今、目の前で起こってるネガティブなこと、困っている人や悩んでいる人を無視せず、例え小さなわくわくだとしても、近くの人とわくわくすることを続けていけばきっといつか私の夢は叶うと信じています。

まだ10カ国しか行ってないけど、たくさんの不条理を見てきました。日本でも社会問題と言われることがたくさんあります。
どれも必ず人が関わっています。
ネガティブなことも、もちろんポジティブなことも。
私は人と関わることが大好きです。それは、私をわくわくさせてくれているからです。世界には私が知らないことを知っている人は数えきれないほどいます。きっと私が知っていてそれを知らない人も数えきれないほどいます。そして同じ人は一人もいません。それが混じり合うから素敵です。人って世界って。

これから活動していく中で大切にしたい2つのこと。

1つは、共有すること
もう1つは、わくわくとの出会い

人それぞれが持つ個性や得意なことを共有し合う中で、これ好き!わくわくする!と感じることに出会う。人と一緒にそのわくわくする芽を出し、育てていく。わくわくすることでカラダもココロも健康。
そんな村のような場所づくりをしていきたいと思います。
そして、いつか世界が1つの村みたいになればいいなと願いを込めて、屋号は、

Wakuwaku villagE

Wakuwaku villagE立ち上げへの思い(AzusaさんのNote記事)

「いつか世界がみーんな安心してわくわくしながら生きられる世界になること。」

こういう世界になるといいなーという想いが素敵だと思った。

何かをやり始めたら、いろんな困難や危機が訪れるけれど、超具体的なそれらはやっていくことでしか見えてこないもの。

あぁ、これくらいのものか。

という感想が出るのか、それとも、

うおおおお、めっちゃ大変。。

という感想が出るのか。それはやってみないとわからない。

ただ、そういうことに直面できることが人生の醍醐味だし、その壁の崩し方や乗り越え方、すり抜け方を研究していくのは面白い。

たまたま私とAzusaさんは今、お金の課題に両方とも直面していた。

私個人でいうと、「想いかお金か」ではなく「想いもお金も巡る形」を模索する必要があることを感じているのだよね。

ただ、この課題も突破することができると思う。

ここで言うと、ノリを全開でやってみたいと思った。

想いをエネルギーの源にして、いろんなものが巡ってしまう状態を生み出してみたい。

巡らせるために何かをやろうとすると、なんだか違うことになってしまうけれど、想いを中心にしてノリ良く心が喜ぶ形でやっていけば、後から物事はついてくるはず…!!

(この発想だから俺はお金が尽きがちなのかもしれない笑)

今回、Azusaさんから「ノリ良くやってみる感じ」をお裾分けしてもらった気がする!

感じね、感じ。身体感覚。揺れる。音楽や踊りが生まれてくるような言葉にならない"あれ"。文字情報以前の莫大な情報。

書いているうちに、身体が揺れてくる。
人って揺れ続けてるんじゃないだろうか。

揺れているままにエネルギーを増幅させて、

物をつくり、コトをつくり、その都度、音で、動きで世界に呼びかけていい。

歌え!
踊れ!
小さく収まってる場合じゃないぞ。

そんな感じで、布の巡礼も継続です😌

Azusaさん、お時間ありがとうございました!

ちなみに、Wakuwaku VillagEの instagram のアカウントはこちらです。

そうそう、Azusaさんにアフリカ布を2枚頂きました!

一枚はアフリカで人気の井戸の水の波紋を表したビジュアルの布で、もう一枚はおそらくベナン・トーゴあたりの布だそうです。

大切に作品の一部とさせていただきます!

こちらもありがとうー! 

いいなと思ったら応援しよう!

三浦祥敬(しょうけい)@アートプロジェクト・fuwatari
頂いたサポートは、生活と創作(本執筆)のために、ありがたく使わせて頂きます!