違和感がある日常と秘密の空間
昨日、ライフメンタリング 8人目でした。
昨日の話題に挙がったのは、「お金を稼ぐことと自分の世界観を表出させていくことをどう両立させていくのか」というテーマでした。
んー、これは自分自身も今まさにトライしていることなので、大々的なことは言えないのですが、この問いへの課題感はとっても共感するので、応援したい気持ちになりました😀
このような状態の時には、両方を統合していくにはどうしたらいいのか?という視点で問いかけていくことが多いです。
「自分自身のことを知らず知らずのうちに抑えてしまう仕事のスタイル」になってしまうという一方で、自分の世界観から何らかの表現を生み出していこうとすると、お金を稼ぐということから意識が離れてしまう。そのように分離の感覚が生じてきます。
バランスの取り方がなんとも難しいものですが、両方が統合されていくと、自分の世界観を最大限活かしながら、お金になることもあるし、ならないこともあるという状態になっていくのではないでしょうか。
このような時には、社会的に価値になるのかわからないけど、自分自身の枷を外してくれるような、自分の世界観を許していくささやかな取組みを始めてみることはおすすめです。それは仕事というレベル感のものでなくとも、たとえばお花が好きならお花を買って、自分が居心地の良い空間になるように飾ってみたり、自然が好きなら、お散歩するとか、そういうもので構いません。
少しずつその実践の強度を上げていきながら、自分の価値感に紐づいているな〜と感じることを増やしていくことで、自分の世界観に基づくライフスタイルの基盤が整っていきます。そして、自分の世界観モードの自分が仕事の方に滲み出てくるタイミングがやってきます😀
秘密の空間を持つ
よく映画とかで、お城に住んでいるお姫様が憂鬱にしている場面がありますね。どこかに誰かが連れていってくれないかしら?と。物語が進行すると、新しい世界に連れて行ってくれる案内人のような人が出てきます。
誘われるように付いていき、何度も何度も、その秘密の空間に入り浸るようになると、お姫様のあり方は変わっていきます。自分自身がしっくりくる歩法で在ることができるように、振る舞うことができる自分を認識して、(もしくは無意識的に)自分自身の表現を取り戻していきます。
だからといって、秘密の空間から帰ると、変わらない日常が待っています。そして、また蓋をしてしまう。
物語の途中で、転機になるのは、秘密の空間が、日常のお城の人たちにバレることです(笑)もう行ってはならないと禁止されたり、そこへのアクセスの手段を失ったりします。
そうして、お姫様が絶望・・・END。
そういうシナリオも描けますが、ポピュラーな物語の筋書きだと、お姫様は日常の空間であり方や振る舞いを変えて、身の回りに変化を起こします。
それはすでにお姫様が持っていた世界観を表現しているにすぎません。秘密の空間で培い、取り戻して行った自身の世界観で生きることを決めたお姫様の変化は、城のある国や国民のあり方にまで波及していきます。
私たちの人生も、これほど劇的に変わるかは、人それぞれですが、大なり小なり、秘密の空間で自分の世界観を育て、どこかのタイミングで自分の世界観を日常でも発露させていくことができると思います。
もし、何だか自分の感覚が抑えられているなと感じている人は、自分にとっての秘密の空間を持ってみてください。それは安心できるサードプレイスとしての居場所かもしれませんし、心を開きやすい人を増やしていくことかもしれません。
日常の慣性はとっても強いからこそ、そのようなつながりを持っておくことで、生きていく時に自分の力を取り戻せます。
秘密の空間は、日常の空間と統合されていきます。それらは同時に成り立つことができるのです。
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