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賃貸住宅の火災保険で最低なことをする人

賃貸に住んでおり、仲介不動産会社から言われた火災保険に入っていました。更新の通知がきたのですが、もっと安くならないか、何を考慮すればいいか教えて欲しい、とのご相談がありました。

賃貸ですので、火災保険は借家人賠償保険と、個人賠償保険もセットになっていると思います。借家人賠償は何かあった時に家のオーナーに賠償する保険、具体的にいうと火事で燃えたら現状回復して返すためのものです。個人賠償は自分の不手際で、下の階に水漏れが発生した場合などを賠償するためのものです。

仲介不動産会社や管理会社が火災保険の代理店もやっているので、通常はそちらから提案があるかと思います。保険申込みで火災保険では、構造や面積、築年等が必要になるのでご自身で一から全部となると、若干面倒になります。先に保険の築年や面積など記載済みの設計書を受け取ってから、他の代理店などで見積もりを依頼するのがよろしいかと思います。

ちなみに、火災保険部分は建物そのものは自分のものではないので、対象は家財になるのですが、これが管理会社や不動産会社だとぼられることがあります。私の娘は、大学入学時に親元から離れ関東でひとり暮らしとなりました。火災は私が掛けようと思ったのですが、新築物件でしたので建物情報が不明確だったので、仲介不動産屋に設計させました。

すると、家財の金額が500万円設定の設計書が届きました。考えて下さい、高校卒業したての田舎の高校生の家財道具ってなんでしょう?本人の財産で一番高いのがパソコン類、いいとこ10万円程でしょうし、荷物の大半は服ですしかもブランド品でもないですし、単身者用物件でエアコンや収納完備のマンションだから、100万円設定でも多すぎですよ。

お客さんの火災保険で見たことがあるのが、家財623万円みたいな中途半端な金額の設定。なぜこんなキリの悪い数字なのかと思えば、保険料がピッタリ10,000円みたいな。明らかに保険屋の会計を楽にするための都合としか思えない酷さ。

不動産仲介や管理会社の担当者に、「家財のこの金額の根拠って何?」って質問をしてみましょう。

「うちの娘18歳で全財産はパソコンしかないんだけど、500万の家財道具ってあとなにがあるって想定なのさ?」

ボッタクリのど素人保険屋かどうかすぐわかりますよ。


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保険屋12年生。田舎の保険屋ドキュメント話
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