保険屋特有の迷惑営業を指導された話

私は保険屋ですから保険という商品は好きですが、保険会社の売り方売るノウハウが大嫌いです。

私の保険屋としてのキャリアはAIU損害保険という、今は存在しない会社ですが、ここの売り方、ノウハウの無さはひどいものでした。

まず新人は東京商工リサーチと帝国データバンクの名簿を渡されます、そしてひたすらテレアポもしくは適当に飛び込んで、というすごいノウハウ。法人メインの保険会社ですので、提携先の法人会の福利厚生の案内と名乗って電話をするのですが、掛かってくる方からすれば迷惑千万。

なにせテリトリーも計画もなにもないから、下手すりゃ同じ日に別の人間から掛かってくることも十分あるわけです。なんかすんなりアポが入ったかと思えば、私とよく似た名前の先輩が数日前にアポをとっておりそれと勘違いされているなんてこともありました。

いずれにせよ、テレアポも飛び込みもどちらも私がされたら嫌な気分になる迷惑行為ですので、それを私がしなければならないことが苦痛でした。

渡されたテレアポのスクリプトも稚拙なものでしたし、上席者にあたるマネージャーとやらを同行させたこともありましたが、勝手に保険料を下げる始末。保険料をマネージャー権限で下げる、ことしかノウハウがない。

こんな調子ですから大量採用大量解雇で有名な会社、AIUに限らず保険会社なんてのはどこもこんな感じです。販売営業ノウハウもないし保険のことはわかったので1年在籍して、オリックス生命の個人代理店としてさっさと独立しました。

テレアポや飛び込みのような迷惑行為しか営業ノウハウがない会社で、商品知識で売れると考え、エラソー新人研修をしていた部門の人間には今でも腹が立ちます。

でもそんなレベルの指導だから、私のような者が生き残っていられるというのもありますが、、、

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