IT未経験の30歳崖っぷち無職シンママがQAエンジニアになった話
「あとで吠えづらかくなよ!!!」
元夫にそう言われて私の人生のシングルマザー編がスタートしました。
この言葉が、想像もしなかった未来への扉を開くきっかけになりました。
こんにちは!!
運命の美容液を探して色々なスキンケアを試しているもんです😊
今回は番外編として何のスキルも学歴も無かった崖っぷちシンママだった私がQAエンジニアとしての道を歩むまでの話を記事にしたいと思います!
QAエンジニアってどんな職業?
みなさん、QAエンジニアって職業知っていますか???
私は全く知りませんでした笑
QAエンジニアとは製品の不具合を見つけ、品質を守る仕事
QAとはQuality Assuranceの略で、日本語で品質保証という意味があります。
システムエンジニアが作った製品を実際に動かしながらテストをし、ちゃんとお客様に届けられる品質かどうかをチェックするのが主な仕事です。
例えば、製品が正しく動作するかを確かめるための『テストケース』というシナリオを作成したり、不具合が発生した際に再現手順を記録して開発者に報告したりするのもQAエンジニアの大切な役割です。
QAエンジニアになると決めてからの苦労
QAエンジニアになるぞ!と決めたは良いものの、なかなか雇ってくれる会社はありませんでした。
80社近くの会社に落とされる
未経験でIT業界に入るタイムリミットは20代までと言われていました。
当時30歳でしかもシングルマザーだった私は80社近くの企業にお祈りされました🥲
何度も面接で落とされるたびに、私を必要としてくれる会社なんてないんじゃないかと思いました。でも、諦めたらこの子を守れないと思い直し、面接のたびに答え方を改善し、資格を一つずつ取得しました。その努力が実を結び、最後には1社からの内定を掴み取りました!
そもそもなぜQAエンジニアになろうと思ったのか
シングルマザーとして子供を食べさせていくには手に職をつけるしかない!!
そう思った私はエージェントの方に事務職で探していることを伝えました。そこで言われた言葉が「事務職は収入が上がりにくいし、離職率が低いから未経験ではなるのは難しい」という現実でした。
IT業界の将来性とQAエンジニアの存在を教えられる
そしておすすめされたのがQAエンジニアという仕事でした。
基本的に未経験者は20代までしか取らないIT業界ですが、「QAエンジニアならとにかく人手不足だから可能性があるかもしれない。そして、IT業界は伸びる!絶対収入上がる!信じて!!!」
シングルマザーになり、将来の不安や焦りで切羽詰まっていた私はその言葉を頼りにQAエンジニアになることを決意しました!
挫折から学んだQAエンジニアとしての心得
やっとつかんだQAエンジニアの道でしたが、なんの知識や経歴もないシングルマザーの私にはなかなか過酷な道でした。
知識が無さすぎて上司からの指示すらよく分からない
自分より10歳も若い同期の子達が淡々と指示をこなす中、私は何度も何度も質問してなんとか業務をこなしていました。
知識では勝てないので持ってるスキルはとにかく活かす
シングルマザーとして子育てしながらITの勉強をするのはなかなか難しく、思うように出来ない日々が続きました。
その中で、営業時代に培った「決められた期間できっちりやり抜くスケジュール管理」のスキルを活かし、絶対に期日だけは守るようにしていました。
その結果が評価され、PJのスケジュール管理をさせて貰えるまでになりました!
頑張って良かった!!!
娘が保育園で病気をもらいがちだったため、出勤が難しくなり、結果的に退職を余儀なくされる
やっと仕事にも慣れ、こらから頑張っていこう!という矢先、娘が喘息を発症し、保育園で感染症をもらいまくり出勤できない日々が続き、、、ついにクビを言い渡され私のQAエンジニア1社目は1年程で終了しました。
正社員へのこだわりを捨てた2社目
働き方の面で無理をして就職しても続かなければ意味が無い。
そう思った私は"正社員"というこだわりを捨て、派遣社員としてQAエンジニアであり続ける道を選択しました。
リモートワークで急な子供の病気にも対応が出来る様になりました。
また、フレックス制のおかげで自分のペースで仕事をリカバリーすることも出来ました。
今振り返ってもこの時期は働き方で選んで正解だったなと思います。
2年後、念願の正社員に返り咲き
娘は成長と共に保育園を休むことも少なくなり、私自身もQAの知識や経験を積むことが出来たので、再度正社員を目指して就活を始めました。
転職エージェントさんの力を借りて、無事に正社員へ戻ることが出来ました!
面接や履歴書のアドバイスから給与交渉まで手厚いサポートをしてくれるので、転職を考えている方は是非利用してみてください!
20代までの私が想像もしていなかった未来
思えば20代の私は挫折も苦労も知らず、好きな事ばかりしてきました。
でも、今では若い頃の自由な経験が現在の挑戦に生きている様な気がします。
そんな私が苦難を乗り越えQAエンジニアとしての道を歩めたのは紛れもなく、娘と周りの方のサポートがあったおかげです。
娘がいなければ"手に職を"とは思わなかったし、エージェントさんの助力や採用してくれた会社がなければQAエンジニアにはなれませんでした。
今でもたくさんの人にサポートしてもらいながら日々奮闘しています!!
将来的にはQAエンジニアを、誰もが憧れる職業として認知されるように広めたいと思っています。また、かつての私のようにキャリアを模索している方々を支援することで恩返しがしたいです。
おわりに
ここまで読んで頂きありがとうございました!
この記事が一歩踏み出す勇気になれたら嬉しいなと思います。
ぜひ想像していなかった未来へ向かって一歩踏み出してみてください!
私の物語はまだ始まったばかりです。誰かの未来を切り開く手助けができる存在になりたい――それが私の次の目標です。