美用部員の仕事編2【集客編】
前回、美用部員の仕事編1【接客そのものが商品】において、美用部員の仕事の本質みたいな事を説明しましたが、僕はそんな事を考えて仕事できるほど、社会に適合していないので、
好き勝手にやりたいようにしてる結果、偶然一致してるだけです。
頭の中
メイクしたいな〜
ひとまず、店頭に立てば、僕はとにかくメイクがしたいので、暇な時間が嫌いです。あーメイクしたいなー、メイクしたいなー、誰か顔貸してくれへんかな〜と、お客様を待っています。
メイクさせて下さい!
さて、お客様が来店されました。すぐさま声をかけにいきます。
「お伺いしましょうか?」
たいてい、「いや、大丈夫です。」
メイクがしたくて仕方がない僕は、諦めません。
「気になる商品ございますか?実際につけみましょうか?」
たいてい、「いや、大丈夫です。」
こうなれば、本音をぶつけます。
「メイクしたくてうずうずしてるので、むしろさせて欲しいです。」
「お時間あれば、メイクさせて下さい。」
お客様は、キョトンとされます。
「え!時間はありますけど…。逆に良いんですか?」
「メイクがしたくて仕方ないんで、ぜひぜひ!」とタッチアップが始まるわけです。
別にこれ、集客能力があるわけでなくて、
自分のやりたい事させてくれって頼んでるだけなんです。
タッチアップは、コスメカウンターの華なので、して欲しいけど何か買わないと申し訳ないという部分に対して、美用部員がメイクしたいからさせて下さいと、頼んでくる。そんな異質なパターンにお客様は、心を開きます。