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きみの人生に作戦名を

これまで、特にプライベートではインプット重視の生活を送ってきており、人生後半戦はアウトプットに比重をおきたい(というかインプットとアウトプットのバランスをとる)、というのがnoteを始めた目的の一つです。

自分の考えを文章で表現・アウトプットをするということは必要だなと思いながら今これを書いていますが、まとまりなく文章を書いているなという自分の実感があり、そして、そもそも人生後半のコンセプトが定まっていないなと思っていたところに、コラムのタイトルにもある本に出会いました。
コピーライター梅田悟司さんの著作「THE NAME きみの人生に作戦名を」は、まさに私が求めていた作品です。

これまで自分の人生に作戦名らしいものはなかった。それでも、ふらふら寄り道しながらなんとかこれまでやってきたけれど、この後の人生は、人に伝えられる作戦名くらいはあってもいいかなと思っていたところに、ベストタイミングで現れた本だと思っています。

なぜ作戦名の必要性を感じたかというと、まず、フリーランスになってまず実感したこととして、所属組織や肩書のありがたみが挙げられます。大切なものは失ってから気づく。肩書があることの心理安全性は、まさにそれです。特に私のようにフリーランス2年生にとって、自分を紹介する際に所属や肩書がないという状態は、心細いことこの上なし。
よく「元〇〇」という肩書を使っている方を見かけますが、正直、ちょっとカッコ悪いな、と思っていたんです。結局過去の栄光にしがみついているやん、と。
でも、いざその立場になってみると、めちゃくちゃ使いたくなる「元○○」。実際、初めての方と話をしていて全然盛り上がらないときには、「前職は〇〇で働いていたんですけどね(ぼそっ)」と使っていました、しかもかなりの頻度で。。。

また、現在携わっている仕事についても、ゼネラリストとして幅広い業種の組織と様々な仕事をしているので、初めて会う人に「何をされている方ですか?」と聞かれたときに、明確に答えられません。
「なんかいろいろやっています」とか「あれとこれとそれとかに関わっています」みたいな、あなた何者?という印象を与えることが多くて、客観的に見ても典型的なふらふらしている人に見えてしまいますね。実際ふらふらしているんですが。。。

これは私みたいな小物だけが感じることではないようで、例えばジャーナリストであり作家の佐々木俊尚さんも、初めて会う人になんて自分を説明すればいいかわからず気まずい、というようなことをVOICYで話されています。

このようなモヤモヤを抱えながらも、フリーランス・個人事業主という立場で、しかもゼネラリストである自分は、職業は何か、肩書は何か、ということを伝えるよりも、自分の生き方=作戦名を伝えることのほうが、大事なことなのではないかな、というのが梅田悟司さんの本を読んで考えたことです。尾石はるさんがおっしゃっている、「自分業」というのにも近いのかな。

この梅田悟司さんの本に書いてある言語化のプロセスを簡単にお伝えすると、次のようになります。
1)振り返る:まず、自分の過去・現在について、3段階で振り返りワークを行います。
実際に経験した(経験している)エピソードの①「行動」を中心に②「きっかけ」と③「学び」を振り返り、A4紙と付箋に書き出していきます。
2)思いを馳せる:振り返りが溜まってきたら、それを眺めながら、思いを馳せます(未来の自分)。
3)自分軸を見出し、再整理:最後に過去・現在・未来の自分を並べて整理し、自分軸を見出していく⇒言語化(作戦名を名付ける)

長くなってきたのでこれ以上は詳しく説明できないのですが、本のタイトルからしてこれやってみよう!と思わせる良書ですので、もしこの本の内容に書いてあることが気になったら、ぜひ手に取ってみてください。

私の現在地としては、書き出した振り返りシートを見ながら思いを馳せている段階で、そこからしっくりくる作戦名が生まれるまでには、もう少し時間がかかりそうですが、文章としてのアウトプットと並行して、ネーミングの作業も続けていきたいと思います。

完成したらまたnoteに書こうと思います!!以上。

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