「夢の黒帯」への道~努力は嘘つかない~
7月7日(日)、4名の塾生様が昇級・昇段審査会に参加しました(小学生1名・高校生3名)。咲柔館が審査会で心がけていることは、①自分の力を信じて全力を尽くす②投げられたら潔く受身をとる③勝っても負けても心を込めて礼をする、の3つです。参加された皆さんは、普段とは違う環境、状況で少し緊張されていたようですが、この3つを常に心がけ、怪我なく無事に1日を終えることができました。
審査結果は、2級・1級は全員が合格。初段に挑戦した高校生1名は、審査試合において2ポイントを獲得しました。
※栃木県の昇級・昇段の審査内容は以下の通りです。
【2級】
・礼法
・受身(後受身・横受身・前回受身)
【1級】
・試合で2勝以上
・投の形(手技)
【初段】
・試合で6勝以上
・投の形(手技・腰技・足技)
今回の昇級・昇段審査会を通じ、感じたことが2つあります。
1つ目は「努力は嘘つかない」ということです。今回参加された皆さんは、この日に向けて一所懸命に稽古してきました。反復練習を繰り返した技と受身、毎回の稽古で確認している礼法、それらのほぼ全てを出しきれたと思います。2級審査では、審査員の先生が「皆さんの受身はとてもうまいですよ」と誉めてくださいました。咲柔館は「受身と礼法」を最も大切にしているので、私もすごく嬉しかったです。1級・初段の審査試合では、稽古でかかり出した技を出すことができました。ただ、まだしっかりと身についていない技は、やはりかかりませんでした。「努力は嘘つかない」とは、「やったことは『やった分』出る」という意味だと考えています。言い換えると、「やっていないこと、練習不足のことは出ない」ということです。このシンプルな法則を努力の糧とし、日々の稽古をコツコツと重ねていきたいと思います。
2つ目は「技術は前日まで伸びる」ということです。塾生様の中には、審査会直前の稽古でかかるようになった技で、一本をとった方もいらっしゃいました。もちろん、一夜漬けの技はかかりません。しかし、反復練習をずっと続けてきた技を試合前日まで磨くことは大切であり、これにより試合で一本をとる可能性が高まります。これは、私が中学・高校の女子柔道部監督をしていた時にも実感していたことです。試合前日の打ち込みや乱取りでしっくりくるようになった技が、試合当日のここ一番という場面で決まったケースを何度も見てきました。技術を磨き続けること、最後まで諦めないことの大切さを再実感しています。
咲柔館には、今回参加されなかった方も含め、黒帯を夢見て一所懸命に稽古をされている方が沢山いらっしゃいます。まだ、黒帯になった方はいらっしゃいませんが、いよいよ今年中に咲柔館初の黒帯柔道家が誕生するかもしれません。次回の審査会は9月29日(日)です。次の審査会に向けて、みんなで楽しみながら稽古を続けていきたいと思います。
最後になりましたが、審査会の運営にあたってくださった先生方にこの場をお借りして心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
また、会場まで応援にかけつけてくださった塾生の皆さま、ありがとうございました。参加された方たちにとって、大きな力になったと思います。これからも柔道仲間として皆さんで楽しく高め合っていきましょう。
次回の昇級・昇段審査会も楽しみです。
「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
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