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咲柔館初の「黒帯」誕生

 1月26日(日)、6名の塾生様が昇級・昇段審査会に参加し、今持っている力を全て出しきりました(小学生1名・高校生2名、社会人3名)。
 2級・1級の審査は全員合格し、初段の審査試合では、皆さんが数ポイントを獲得しました(勝ち=1点・引き分け=0.5点)。そして、中学2年生の時から咲柔館で稽古を重ねたきた女子高校生は、見事昇段に必要な合計6ポイントを獲得。ついに咲柔館初の黒帯が誕生しました。

入念にアップをする高校生たち
審査会に参加しない中学生も受けと応援に来てくれました
審査試合では同門対決もありました



 彼女が咲柔館で稽古を始めた時は、コロナ禍の真っ只中。お互いに近づく事も組み合うこともできなかったので、1人打ち込みやトレーニングだけをした時期もありました。
 最初は黒帯を目標にしていなかったのですが、高校生になってから「せっかくここまでやってきたのだから黒帯になりたい」と気持ちが一転。高校で文化部の活動に取り組みながら、週に1、2回程度、コツコツと稽古に参加してきました。毎日柔道部で活動している中高生に比べ、成長はゆっくりだったかもしれません。でも、一所懸命に稽古を続けてきたお陰で、心身ともに本当にたくましくなりました。
 学校の部活動で柔道に青春を注ぐことも素晴らしい。ただ、それと同じように、町道場で自分のペースで柔道に取り組むことも素晴らしい。彼女はその事を証明してくれたと思います。
 初段合格おめでとう。黒帯姿を見るのが楽しみです。

初段合格時に講道館より贈られる嘉納師範の書



 今回の審査会に参加された皆さんは、約3ヶ月間にわたって集中的に準備を行ってきました。その努力の姿勢は、本当に素晴らしかったです。学生さんたちは、学業や受験の合間を縫って、稽古に励んできました。社会人の方たちは、仕事の疲れがある日でも、稽古で全力を出しきっていました。
 昇級・昇段は、稽古の「目的」ではなく、成長するための1つの「手段」です。大切なのは審査会までの準備期間、審査会当日の経験を通した人間的成長です。今回参加された皆さんは、審査会への挑戦を通し、更に心技体が磨かれたと思います。これからも、一歩ずつ、自分のペースで柔の道を歩んでいきましょう。

 最後になりますが、今回の昇級・昇段審査会の準備・運営に携わってくださった先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
 咲柔館は、これからも「昇級・昇段したい」「黒帯になりたい」という柔道家を応援します。次回の審査会も楽しみです。

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」

文武一道塾 咲柔館 ホームページ



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