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山あり、谷あり、右肩上がり~柔道場経営のお話をしました~

 2月23日(日)、私の5年間の柔道場経営を赤裸々に語るイベントを開催しました。テーマは「柔道場経営の現実と夢」。この5年間で柔道場経営について質問をされることが毎年ありました。このテーマに関心がある方は一定数いらっしゃると思って開催を決めたのですが、SNSなどで告知をした所、8名の方から「興味があります!」「参加したいです!」とご連絡をいただきました。
 開催の告知が開催日に近かったこと、そして遠方の方もいらっしゃったこともあり、実際に参加された方は2名でしたので、再度の開催とオンライン開催も検討中です。


 今回お話しした主な内容は以下の通りです。

講演 90分

0章 なぜ教員を辞めて、柔道場経営を始めようと思ったのか
・私の気持ちを変えた「外国人の柔道の価値観」
・教員生活の現実

1章 柔道場経営の現実
・柔道場経営で生活していけるのか
・柔道場経営のお金の話(開業費・売上・経費)
・柔道をやりたい人はどこにいるのか(集客方法)
・柔道場経営者の1日の生活

2章 柔道場経営の夢
・他道場の実例
・咲柔館のこれから
・夢の土台(健康とお金)

3章 柔道場経営を始める前に一歩立ち止まろう
・なぜ柔道場経営をしたいのですか
・その経営と運営は、「お金」と「喜び」を増やすのですか

質疑応答(30分)

 このイベントの資料を作りながら、5年間の柔道場経営を振り返って思ったのは、「山あり、谷あり」だったということです。不慣れな「経営の道」を歩み出したのは、まさにコロナ禍と同時でした。畳を敷き終わった日が緊急事態宣言の1日目。身動きのとれないスタートに絶望を感じました。でも、そんな中でも、入塾してくださった方はいらっしゃり、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
 この20畳の小さな柔道場で数え切れないほど多くの出会いがありました。そして、もちろん別れもありました。お金のことで悩み、集客のことで悩み、稽古の内容で悩み、24時間365日、柔道場経営のことが頭から離れない日々でした。

 嬉しいこと、悲しいこと、感動したこと、自分ではどうにもないこと、山と谷の繰り返しのような5年間でしたが、今振り返ってみると、塾生様、売上共に少しずつ増え、山と谷を繰り返しながらも、結果的に右肩上がりになっていることに改めて気づきました。「山あり、谷あり、右肩上がり」で柔道経営を続けられたのは、塾生様、保護者様、応援してくださった皆さん、家族、といった数え切れない方々のお陰です。本当にありがとうございます。

 正直、「柔道場経営をやらなければ良かったのかもしれない…」と自分の選択を疑ったこともありました。でも、今は「柔道場経営を始めて良かった」と胸を張って言えます。柔道場を始めたから巡り会えた素晴らしいご縁があり、柔道場経営でもがき続けた中で成長することもできました。

 明日(2月28日)で今の道場での活動は終了となり、今後は場所を移すことになりますが、ここで得た沢山の宝物を持って、これからも柔道場経営の道を歩んでいきたいと思います。
 今まで何度も経営に関する相談に乗ってくれたある後輩は、移転に際してこう言ってくれました。「綾川先輩が生きている限り、咲柔館は永遠に不滅です」。
 これからも、「柔道をやることで、人生はより豊かになる」「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」という信念を持ち、前に進んでいきます。これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館

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