小さな成長、大きな喜び
3月は卒業のシーズンですね。卒業という「節目」は、自分の成長を振り返ったり、実感できる良い機会でもあります。今週、卒園を迎えるお子さんは、柔道を始めてもうすぐ2年。最近は、小学生になる準備をしているかのように、すすんで色々なことに挑戦するようになってきました。
柔道を始めてからの1年10ヶ月で出来るようになったことは数えきれません。その一部をご紹介します。
〈柔道に関すること〉
・安全に受身ができる(後受身・横受身・前受身・前回り受身 など)
・安全に相手を投げることができる(大外刈・大内刈・支釣込足 など)
・すり足で移動できる
・オニごっこなどで機敏に動くことができる
・正しい礼ができる
・柔道衣を自分だけで着られる
・柔道衣を自分だけでたためる
〈行動に関すること〉
・時計を見て行動できる
・相手の目を見て話を聴くことができる
・自分の考えを相手に伝えられる
・入塾したばかりのお子さんに受身を教えてくれる
・「古典の素読」を全て集中してできる(約5分間)
・稽古前後の「黙想」で、心静かに姿勢を保つことができる(約1分間)
・お母様がお迎えに来るまで、掃除をしてくれる
・休憩時間に先生の水筒を持って来てくれる(ありがとう!)
など
特に昨年末くらいから、「自分のためだけではなく、誰かのために動く」という姿勢が見られるようになってきました。柔道精神「自他共栄」を体現していることを心から嬉しく思います。これらの一つひとつの小さな成長は、私にとってこの上なく大きな喜びです。小学生になると、自分の力を点数や数字で認識することもあるでしょうが、こういった「数値化できない力・長所」も大きな自信にし、小学校でものびのびと、自分らしく、楽しく学び続けてほしいと思います。
小学生になるといよいよ昇級試験があります。夏休みに予定しているのでそこに向けて一歩ずつ頑張ろうね。
この春にご卒園・ご卒業される皆さん、保護者の皆さま、本当におめでとうございます!小さな成長も沢山集めれば大きな成長になります。胸を張って次のステージでもご活躍ください。
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
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