大人の柔道倶楽部
「50歳からの旅と暮らしを応援します」
JR東日本「大人の休日倶楽部」のキャッチコピーです。いいですねえ。10年後に入会し、ゆっくりと旅をしてみたいものです。
「50歳からの柔道を応援します」
文武一道塾 咲柔館は、大人の方も安心して柔道を楽しめる道場です。
私は今年の3月まで「文武一道塾 志道館」(姉妹道場)で勤務していました。志道館には50代から柔道を始められた方も沢山いらっしゃいます。運動不足解消、ストレス発散、日本文化理解、昇段などそれぞれに目的を持ち、真剣に、かつ楽しみながら柔道をされていました。
ただ、他のスポーツに比べ、大人になってから柔道を始められる環境はまだ整っていません。また、ブランクがある方が柔道を再開する場所を探すのも大変でしょう。志道館のような道場は、とても貴重です。
大人の方が安全に柔道をする上で、大切なことがいくつかあります。もちろん、稽古を重ね、技術、体力を向上させていくことは必要不可欠です。しかし、それ以上に大切なのは「心の持ち方」だと思います。その中で最も重要なのは「目の前の勝ち負けに拘泥しすぎない」ということです。「潔く受身を取る」「危険な技を掛けない」「三様の稽古を常に心がける」(※注)といった共通認識を持ち、互いに敬いながら稽古をすれば、生涯にわたって柔道を楽しむことができます。
※注
「三様の稽古」につきましては、志道館コラム「三様の稽古~生涯柔道の実践を目指して~」をご覧下さい。
「自分の年齢では無理かな…」「体力に自信がないな…」という方は、まず「受身」や「補助運動」から始めてみてはいかがでしょうか。これだけでも十分に運動効果がありますし、柔道の魅力も実感できます。「実戦練習(乱取り)」はやりたくない」という方は、無理をする必要はありません。「形」の稽古や、他の方の稽古を見て学ぶ「見取り稽古」も立派な稽古の1つです。
柔道をすると心も体もすっきりします。そして、組むとすぐに仲良くなれるのも柔道の素晴らしさです。志道館で、10代から60代の方が共に汗を流し、楽しそうに柔道談義をされていた光景が忘れられません。咲柔館も大人の方が安心して「生涯柔道」を楽しめる環境づくりに努めていきます。ぜひお気軽に道場までお越し下さい。
※文武一道塾 咲柔館「中高・一般クラス」について
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