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Appx.闇色の咀嚼「怯えの味と、義憤の香り」

ひとしきり闇に沈んだからか、口の中にじゃりじゃりしたものが残っている気がします。

似たり寄ったりに見えて少しずつ違うグラデーションの闇の中に、二つの鍵となるものが見えてきたのです。

一つ目は、怯えの味

苦々しく感じる人の振る舞いの奥に、ああ、不安なんだろうなという怯えの、鉄のような味がする。

だったら、その不安を取り除くような、安心安全の場づくりを考えるのが建設的なのだね、という理性の声もする。

二つ目は、義憤の香り

そこにもう一つ、ただそう綺麗に割り切れない自分の魂があり、その奥からは義憤の香りが漂う。

全員にフラットに、未来のための場づくりをしたいけど、私はどうしても、リアルに目の前に見える苦しみを、とりあえず置いておくことが苦手らしい。

二つを取り出して、磨いてみようかと思う

そのバランスで軋むはざまから、闇色の渦がドロドロと湧き出しているのです。一概に否定はせずに、大事にしたいけど。ただやみくもに大事にしてもおぼれてしまうのです。

今回見えてきた二つの本質を、一旦無理やり闇の中から引きずり出して、磨いていったらよいのかな? そんな感覚を覚えています。

それは、言い換えると、私の中の「心理的安全税」「正統的周辺参加」に対する未消化のくすぶりを、明らかにしてゆくことなのかもしれません。

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